2014 Fiscal Year Annual Research Report
媒体注入下の肺スリガラス結節に対するラジオ波焼灼療法の基礎的・臨床的研究
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24791326
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
三浦 寛司 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員講師 (20607593)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ラジオ波焼灼療法 / 媒体注入 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までにRFA中に発生するmicrobubbleが媒体(生理食塩水、リピオドール、ヒアルロン酸)注入によりどのように変化するか豚肺を用いて検討した。豚肺RFA中に頸動脈をエコーで観察したところ、リピオドール群では、焼灼前から高エコーが観察された。注入時に肺静脈に流入したリピオドールが高エコーとして観察されたためと考えられたため、追加で詳細な検討を行う事とした。 まず、豚肺への媒体注入時の周囲への拡散について検討した。21G針で媒体をそれぞれ0.3ml注入し、X線透視の映像を録画して高精細モニターを用いて気管支、肺動脈、肺静脈への分布を検討した。結果は、媒体の気管支、肺動脈、肺静脈への分布は、リピオドール群(n=6)では、6/4/2であり、全例で気管支への分布がみられ、2例で肺静脈への分布がみられた。生理食塩水群(n=6)では6/1/0であり、全例で気管支への分布がみられ、1例のみ肺動脈への分布がみられたものの、肺静脈への分布は見られなかった。ヒアルロン酸群(n=5)では0/2/0であり、2例で肺動脈への分布がみられたのみであり、肺静脈への分布は見られず、最も周囲への拡散が少なかった 次に臨床例での検討を行った。肺小結節に対するリピオドールマーキング時に頸動脈エコーを行うシステムを構築したが、CTガントリによる導線の制約やマーキングの手技への影響や被曝の問題があった。そこで多数例でリピオドールマーキング後の周囲への分布をCTで検討した(n=103)。結果は、リピオドールの周囲への分布は、肺実質が59マーキング、中枢の気管支が43マーキング、末梢の気管支血管束が26マーキングであり、肺静脈への分布はみられなかった。周囲への分布に伴う症状はなく、特に術後に動脈塞栓を疑うような症状はみとめなかった。臨床例ではリピオドール注入による体循環への影響の可能性は少ないと思われた。
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[Presentation] CT-guided Lipiodol Marking before Video-Assisted Thoracoscopic Surgery for Small Pulmonary Lesions: Investigation of Pneumothorax and Pulmonary Hemorrhage2014
Author(s)
Miura, H. Yamagami, T. Takezawa, K. Terayama, K. Tanaka, O. Ichijo, Y. Asai, S. Hayashi, N. Shimomura, M. Kato, D. Shimada, J. Takeuchi, Y.
Organizer
The 50th Autumn Assembly of the Japan Radiological Society
Place of Presentation
神戸
Year and Date
2014-09-26 – 2014-09-28
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