2013 Fiscal Year Research-status Report
確率論的アプローチによる前立腺癌の腫瘍制御確率モデルの開発
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24791334
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
石山 博條 北里大学, 医学部, 講師 (60343076)
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Keywords | 前立腺癌 / 小線源治療 / アルファベータ比 / 定位放射線治療 |
Research Abstract |
前立腺癌に対する低線量率組織内照射の治療成績と高線量率組織内照射の治療成績をそれぞれ経過観察期間中央値5年で論文発表を行った。両治療法とも良好な治療成績が得られていた。 それぞれの治療法から得られるデータの精度を高めるために、治療に使用されるニードルの誤差がどの程度か調べる研究と、使用する線源の種類による誤差がどの程度かを調べる研究も終了し、現在論文を投稿中である。 また、外部照射に関しては一回大線量を使用した定位的放射線治療の前向き臨床試験が継続中で、現在症例集積中となっている。 それぞれの治療方法に関して精度の高い治療成績を得たのち、前立腺癌に対すアルファ・ベータ比に関する数学的モデルを構築する予定となっている。 基礎実験に関しては、今年度になって実験室の整備が整ってきた段階であり、準備段階の実験をはじめた状況にとどまっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
臨床的な研究に関しては順調に進んでいるが、基礎実験が進んでいない。 理由は人材・時間不足が主なものとして考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
臨床的な研究をまず最終段階まで進めて、各治療法に関して精度の高いデータを得る。 精度の高いデータを得られれば当初の目的であった数学的モデルを構築することが可能となる予定である。 基礎実験に関しては人材・時間不足で予定どおり進めることが困難であるが、現在まで進めた準備を次の研究につなげていく予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
基礎実験の準備が進まなかったため、当該年度に使用しなかった金額が残った。 次年度以降にも基礎実験の準備を進める予定。
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[Journal Article] High-dose-rate brachytherapy and hypofractionated external beam radiotherapy combined with long-term hormonal therapy for high-risk and very high-risk prostate cancer: outcomes after 5-year follow-up2014
Author(s)
Ishiyama H, Satoh T, Kitano M, Tabata KI, Komori S, Ikeda M, Soda I, Kurosaka S, Sekiguchi A, Kimura M, Kawakami S, Iwamura M, Hayakawa K
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Journal Title
Journal of Radiation Research
Volume: 印刷中
Pages: 印刷中
Peer Reviewed
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