2013 Fiscal Year Annual Research Report
ピクテスぺングラー反応により導入した短寿命PETペプチドプローブの合成と評価
Project/Area Number |
24791357
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Research Institution | National Institute of Radiological Sciences |
Principal Investigator |
破入 正行 独立行政法人放射線医学総合研究所, 分子イメージング研究センター, 研究員 (80435552)
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Keywords | PETイメージング / ピクテスペングラー反応 / 遠隔合成装置 / オリゴペプチド |
Research Abstract |
短寿命PET核種の一つである炭素11をピクテスペングラー反応によってオリゴペプチドへの導入を試み、以下の結果を得た。(1)炭素11標識前駆体の一つである炭素11ホルムアルデヒドとLys残基の側鎖にTrp塩酸塩を導入した無保護の環状RGDペプチドとの反応を遠隔合成装置により行い、合成終了時の収率が5.9 ± 1.9% で得ることに成功した。(2)炭素11標識RGDペプチドを膵がん由来BxPC3とMIAPaca-2細胞を移植したマウス体内の臓器移行性の実験から、このペプチドはBxPC3細胞に集積することがわかった。さらにPETイメージングも行い臓器移行性の結果と一致することも併せて確認した。
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