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2012 Fiscal Year Research-status Report

一塩基多型を利用した新たな膵癌予測因子の開発とテーラーメード治療への応用

Research Project

Project/Area Number 24791406
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

山田 豪  名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (30467287)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywords一塩基多型 / 膵癌 / IPMN / VEGF
Research Abstract

VEGF SNPとしては、Talar-Wojnarowska Rらの報告した、「C-460T」と「G+405C」を検索することとし(J Physiol Pharmacol. 2010)、Restriction fragment-length polymorphism(RFLP)法により行った。まずは、膵癌細胞株と膵良性腫瘍細胞株を使用し、これらのVEGF SNPをRFLP法により調べた。
次に、膵癌(約100例)およびIPMN(約20例)、同時に良性疾患(胆石症、慢性膵炎、膵嚢胞など約10例)の切除標本よりDNAを抽出した。これらのDNAを用い、同様にVEGFに関するジェノタイピングを行った。
VEGF SNPと膵癌及びIPMNの臨床病理学的因子、予後との相関に関して解析を行った。これまで、膵癌約100例による解析を行ったが、まだ症例数が十分ではないため、臨床病理学的因子や生存成績との差は認められていない。今後、症例を蓄積することにより、再度解析を試みる予定である。
IPMN症例に関しては、組織学的分類をHE染色にて行った。今後、これらのデータを利用して解析をする予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

膵癌、IPMN及びコントロールにおけるFFPEからのDNA抽出を開始しているが、抽出されたDNAの精度が不安視されたため、その確認作業に時間を要している。

Strategy for Future Research Activity

引き続き、切除標本のFFPEからのDNA抽出を続け、当初計画した症例数までVEGFのジェノタイピングを行う。
次に、膵癌、IPMNおよび良性疾患の凍結標本から、RNeasy Mini Kit(QIAGEN)によりRNAの抽出を行い、これらからcDNAを作成した後、real-time PCR法により組織レベルでのVEGF発現を調べる。さらに、血清を使用することにより、Enzyme-linked immunosorbent assay(ELISA)法にて血中でのVEGFレベルも測定する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

基本的には消耗品による使用となる。膵癌、IPMN、良性腫瘍の検体のFFPEからのDNA抽出、凍結標本からのRNA抽出、また、ジェノタイピングを行い、組織および血中のVEGFレベルを測定する予定である。従って、各種キットや試薬だけでなく、実験器具などの消耗品が必要となる。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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