2013 Fiscal Year Research-status Report
肺癌における変異KRAS制御末梢分泌型microRNAの解析
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24791479
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
吉田 康浩 福岡大学, 医学部, 助教 (00624264)
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Keywords | 患者血清サンプル / 腫瘍組織サンプル / 縦隔リンパ節サンプル / 変異KRAS |
Research Abstract |
肺癌患者で、変異KRAS制御末梢分泌型miRNAを、患者血清よりエクソソームの抽出により解析し、リンパ節での標的分子の発現も同時に解析することで、癌の早期発見、診断、予後予測、治療効果などに有用なバイオマーカーを探索することを目的として、研究計画を予定した。 まず、術前の血液サンプルと腫瘍組織およびリンパ節サンプルの集積を行ない、現在で約120例のサンプルが集積した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2013年6月より2014年1月まで海外留学をしたため、サンプル収集は他者に依頼し、継続していたが、それ以上の実験の進行ができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
その後の流れとして、まず、変異KRASの確認が必要であり、変異KRASがみられた患者血清より血清中miRNAの抽出を行なう予定としている。 その結果よりバイオマーカーとしての意義を持つものがあるかを検討する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
2013年度内に留学をしたため、研究の進行が遅れたため、研究期間の延長を申請し、承認された上で、次年度に繰り越す事となった。 KRAS変異有無の外注検査。 KRAS依存性miRNAの発現量を、Fluidigm. BioMark HD Real-Time PCR Systemで定量し、KRAS陽性サンプルと陰性サンプル間に発現量の差がみられるmiRNAを検出する。
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