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2014 Fiscal Year Research-status Report

髄膜腫の悪性サブグループの発生メカニズムを解明する

Research Project

Project/Area Number 24791514
Research InstitutionFukushima Medical University

Principal Investigator

岸田 悠吾  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (00467292)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2016-03-31
Keywords髄膜腫 / メチル化 / 放射線感受性
Outline of Annual Research Achievements

悪性性格を呈する髄膜腫のメチル化マーカーとして同定した遺伝子群につき、その機能的意義の検証を行っている。特にIGF2BP1遺伝子に着目し、悪性髄膜腫細胞株にてshRNAによるノックダウン株を作成し、細胞の形質変化を精査した。
細胞倍加時間は野生株と有意差がみられなかったものの、放射線耐性を比較したところ、ノックダウン株では8Gy照射24-48時間後に、野生株に比して急速に細胞死が進行する結果が得られた。IGF2BP1遺伝子が放射線感受性に影響を与える可能性を示唆し臨床的にも意義のある所見と考えていたが、その後ノックダウン株の再現自体が困難となり、放射線感受性の変化がIGF2BP1に依存性のものであるとの確証が得られていない。現在別の細胞株を用いて同様の実験を再度開始している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

放射線感受性実験の半ばで、IGF2BP1遺伝子ノックダウン株が再現できず死滅するようになり、細胞自体に大きな形質変化が起きている可能性が考えられた。
同じ手法と細胞株で今後ノックダウン株が再現できたとしても、放射線感受性の変化が真にIGF2BP1遺伝子に依存したものであるとの確証は得られないと判断し、別の細胞株を用いて再度同様の実験をやり直している。
上記経過のため、研究が遅れている。

Strategy for Future Research Activity

異なる細胞株を用い、IGF2BP1遺伝子の強制発現、ノックダウン株の再樹立と、放射線感受性試験の再開を目指す。また他の候補遺伝子であるHOXA6,9遺伝子について同様の実験を平行して進める。

Causes of Carryover

同様の実験の反復を余儀なくされる期間が長く、新たな薬品や機材を多く要さなかったため

Expenditure Plan for Carryover Budget

免疫染色用の抗体、細胞株の購入、メチル化検証キットの購入、放射線照射実験の関連物品の購入等に予算を充てる予定である

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Published: 2016-06-01  

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