2014 Fiscal Year Annual Research Report
11C-MET-PETによる悪性神経膠腫の治療効果判定法についての検討
Project/Area Number |
24791520
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Research Institution | National Hospital Organization Osaka National Hospital Institute for Clinical Reserch |
Principal Investigator |
沖田 典子 独立行政法人国立病院機構大阪医療センター(臨床研究センター), その他部局等, 研究員 (10533797)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | glioma / MET-PET / MGMT |
Outline of Annual Research Achievements |
非造影神経膠腫20例を対象として術前のMET-PETと腫瘍のMGMTプロモーターのメチル化について検証した。15例が初発、5例が再発でgrade3が5例であった。9例がdiffuse astrosytoma、2例がoligoastrocytoma、4例がoligodendroglioma、4例がanaplastic astrocytoma、1例がanaplastic oligodendrogliomaであった。MET-PETのT/N比が1.6以上の症例のMGMTプロモーターのメチル化は平均28.0±26.3%で1.6未満の0.68±0.89%と比較し、有意に高かった(p=0.02)。またT/N比が1.6以上の場合、MGMTプロモーターのメチル化は有意に3%以上であることが示された(p=0.01)。非造影gliomaでMET-PETの取り込みからMGMTプロモーターのメチル化率が予測できる可能性が示唆された。さらに定位的に組織を採取し、T/N比とMGMTプロモーターのメチル化率を定位的に検討し相関性について検証をすすめている。
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