2012 Fiscal Year Research-status Report
骨端部薬剤持続投与法による新たな長管骨長径成長制御法の開発
Project/Area Number |
24791549
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
江西 哲也 徳島大学, 大学病院, 特任助教 (20467806)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 軟骨 |
Research Abstract |
我々のグループの研究の最終目的は、様々な薬剤を骨端部に持続注入する事により、骨切りや創外固定などを用いた手術を行わずに小児の長管骨を延長および短縮する方法を確立し、臨床応用することにある。 具体的な本研究の目的は、まず骨の長軸成長を促進する薬剤と抑制する薬剤について、それぞれの候補薬剤の中から最も効果の強い薬剤を動物実験にて同定することである。その後、その薬剤による長管骨の長軸成長への効果や、成長軟骨板細胞への影響を詳細に検証する。 4週齢の日本白色家兎の左脛骨近位骨端部骨髄腔内に、様々な薬剤を投与する。対照として右側には同様の手技を用いて生理食塩水を注入する。2週間投与群、3週間投与群に分けて投与期間による効果も比較検討した。従来の浸透圧ポンプでは薬剤の失活が問題点として挙げられ、この問題点を解決し、さらに、薬剤の効果を最大限にするために動物に埋め込んだ後に薬剤を補充可能なマイクロポンプを用いる。本実験手技に精通している研究協力者の高橋と共に動物実験を進めることにより、実験を効果的に進めることができた。 投与薬剤としては骨延長についてはすでに入手済みのIGF-Iを、骨短縮についてはIGF-IR antagonistを投与した。脛骨長の変化は軟X線像を用いて比較検討した。 両薬剤にて成長促進・抑制効果が得られたので、以後はこれらの薬剤に焦点を当てて研究をを継続する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
①投与薬剤と投与期間の決定 4週齢の日本白色家兎の左脛骨近位骨端部骨髄腔内に、様々な薬剤を投与する。対照として右側には同様の手技を用いて生理食塩水を注入する。2週間投与群、3週間投与群に分けて投与期間による効果も比較検討した。従来の浸透圧ポンプでは薬剤の失活が問題点として挙げられ、この問題点を解決し、さらに、薬剤の効果を最大限にするために動物に埋め込んだ後に薬剤を補充可能なマイクロポンプを用いる。本実験手技に精通している研究協力者の高橋と共に動物実験を進めることにより、実験を効果的に進めることができた。 投与薬剤としては骨延長についてはすでに入手済みのIGF-Iを、骨短縮についてはIGF-IR antagonistを投与した。脛骨長の変化は軟X線像を用いて比較検討した。 両薬剤にて成長促進・抑制効果が得られたので、以後はこれらの薬剤に焦点を当てて研究をを継続する。 投与期間は3週間が適切と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
投与薬剤をIGF-IとIGF-IR antagonistに決定し今後の研究を推進する。投与期間は3週間とした。 4週齢の日本白色家兎の左脛骨近位骨端部骨髄腔内に、薬剤を投与する。対照として右側には同様の手技を用いて生理食塩水を注入する。3週間投与した効果も比較検討する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
データ解析のためのパーソナルコンピューターおよび解析ソフトを購入する予定である。また動物実験に使用する消耗品や試薬に使用する予定である。
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Research Products
(2 results)