2013 Fiscal Year Research-status Report
脊髄マイクログリアにおいて術後痛の程度を反映する分子生物学的マーカーの同定
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24791578
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
三枝 里江 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (10400772)
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Keywords | 術後痛 / 脊髄マイクログリア |
Research Abstract |
動物モデルを用いて、術後痛の強さを正確に反映する脊髄マイクログリアの特異的マーカーを同定し、同定されたマーカーの有用性を痛みを抑制した条件下でも検討し、新たなる術後鎮痛法の評価指標となることを目指して実験を行っている。 昨年に引き続き、マイクログリアのマーカーとして3種を使用し、その発現量の変化と行動実験で得られた逃避閾値の変化との相関を検討した。さらに、疼痛を軽減した術後痛ラットモデルにおいて、選択したマイクログリアマーカーは疼痛を反映しているのかについて実験を進めている。徐放化局所麻酔薬を使用した神経ブロックによって疼痛を軽減した術後痛モデルラットを用いて、逃避閾値と脊髄マイクログリアマーカーの発現量の関連を検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
免疫染色に予想していたより時間がかかり、研究の到達度に遅れが出ている。
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Strategy for Future Research Activity |
実験にやや遅れが出ているが研究方針に変更はなく、初年度に計画した通り実験を行ってゆく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度使用額は2,612円と少額で、ラット1匹分に満たなかったため次年度分と合わせて使用することとした。 次年度分の一部と合わせて、ラットを購入予定である。
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