2013 Fiscal Year Research-status Report
膀胱機能再生を目指すiPS細胞由来細胞と細胞シート工学に関する基盤研究
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24791649
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
佐々木 克己 岡山大学, 大学病院, 助教 (80467745)
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Keywords | iPS細胞 / 平滑筋細胞 / 免疫染色 |
Research Abstract |
当該申請研究は、iPS細胞から分化させた細胞やそれらを用いて作成した組織を膀胱組織に移植し、膀胱機能障害に対する新規治療法を開発するための基板となる実験を行うことを目的としている。 昨年度(平成24年度)は、ヒト、マウスiPS細胞から平滑筋細胞への分化誘導実験を試みたが、本年度は同実験を継続して行った。 具体的には、iPS細胞に対して、レチノイン酸を添加し、平滑筋細胞への分化誘導を行った。これらの分化誘導された細胞をSMA, Calponin1, MY-HC, Desminによる免疫染色を行い、実際に平滑筋細胞へ分化されたことを確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当該研究を遂行するための、iPS細胞から平滑筋細胞への分化・誘導実験が順調に進行しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
iPS細胞から大量、かつ純度の高い尿路平滑筋細胞の作成を目指すため、SGEプラセミド(岡山大学特許取得)を用いて、平滑筋分化誘導を促す遺伝子を強力に発現させるための予備実験を行う。 具体的には、マーカー遺伝子としてGFPを用いて、プラスミドーSGEーGFPを作成、これを用いてiPS細胞にGFPを強力に発現させることを目指す。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度から26年度にまたがって実験を継続しており、抗体などの消耗品物品購入のため次年度使用額が生じた。 iPS細胞にプラスミドーSGEーGFPを導入してGFPを強力に発現させる実験を行うための実験機材、試薬、消耗品を購入する予定であるため、当該金額を次年度に使用する研究費として計上した。
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