2013 Fiscal Year Research-status Report
SCF/KITシグナル伝達系を介した前立腺の収縮および増殖機構の解明
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24791659
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
井村 誠 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 臨床研究医 (00551269)
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Keywords | KIT陽性細胞 / 前立腺肥大症 |
Research Abstract |
これまでの上皮肥大優位の前立腺肥大症モデル動物ではなく、新規に開発されたヒト前立腺肥大症に病理学的に非常に類似した、間質肥大優位のモデルラットを作成するための手技を確立した。これにより次年度以降の実験に用いるためのモデルラットを安定して作成することが可能となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は1)前立腺肥大症モデルラットの作成と、2)ヒト前立腺培養細胞を用いたSCF/KITシグナル伝達系を介した細胞増殖機構の解明を予定していた。 まず、1)については、間質優位な前立腺肥大症モデルラットの作成手技を確立し、安定してモデルラットを作成することが可能となった。2)については前年度に実験結果が出ており、今年度までの実験計画はおおむね順調に進展していると考えた。
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Strategy for Future Research Activity |
ヒト正常前立腺と前立腺肥大症におけるKIT陽性細胞およびSCFの発現を比較するために、ヒト正常前立腺と前立腺肥大症の免疫組織染色を行う、KIT陽性間質細胞数の割合を検討する。また定量RT-PCR、ウエスタンブロッティング等の分枝生物学的解析手法を用いて、ヒト正常前立腺と前立腺肥大症におけるLITおよびSCFの発現を比較する。 さらに、前立腺肥大モデルラットをもちいて、メシル酸イマチニブやSCFの投与による前立腺重量、組織学的変化を検討する。さらに排尿パターンや、KIT陽性細胞の分布、平滑筋機能などを比較検討する。
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