2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
24791674
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
小林 秀行 東邦大学, 医学部, 講師 (10408875)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | iPS / 幹細胞 / 男性不妊症 |
Research Abstract |
テトラサイクリン誘導性レンチウイルスを用いて、ヒト精巣組織由来線維芽細胞よりiPS細胞の誘導を試みたが、コロニーを獲得することはできなかった。そこで、センダイウイルスを用いた方法にて、マイクロミニブタの皮膚組織より、iPS細胞の樹立を試みて、世界に先駆けて、マイクロミニブタiPS細胞を確立した。RT-PCRにて導入に用いた遺伝子発現は消失しており、サイレンシングを確認している。また、免疫染色、ヌードマウスへの移植、胚葉体の形成に関する実験をおこない、多能性をもっているかどうか検証している。今後は、この細胞を用いて、生殖細胞への分化の実験に取り組んでいく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
センダイウイルスを用いた方法にてiPS細胞を誘導する手技を獲得したため。
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Strategy for Future Research Activity |
オスのマイクロミニブタからセンダイウイルスを用いて、iPS細胞の誘導をおこなう。 その後、生殖細胞への分化を試みる実験をおこなっていく。具体的には、生殖細胞で発現している遺伝子である、VASA,BOULE,DAZ.DAZを導入し、細胞に変化がないかどうか観察をつづける。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
iPS細胞の誘導、培養、凍結に関して、センダイウイルスのキットや培養液、フィーダー細胞、サイトカイン、凍結溶液が必要となる。主に、これらの物品購入に必要である。
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