2013 Fiscal Year Annual Research Report
卵巣癌治療における宿主免疫変化の包括的解析を用いた新規免疫化学療法の検討
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24791701
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
濱西 潤三 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80378736)
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Keywords | 婦人科腫瘍学 |
Research Abstract |
卵巣癌に対する術前化学療法前後での腫瘍組織における遺伝子発現マイクロアレイデーターを元にした、化学療法別のサブ解析にて、パクリタキセルおよびカルボプラチン投与によって、一部データーは異なるものの、概ね免疫関連遺伝子が上昇していることがわかった。そのなかで腫瘍浸潤や血管新生に関わる転写因子活性を示唆する遺伝子群の変化も認めた。そこで、卵巣癌細胞株を用いて、化学療法によりこれらの転写因子や免疫関連因子の変化を検討した結果、遺伝子発現マイクロアレイ解析結果と一致しており、さらにこの転写因子を遺伝子発現抑制法(siRNA)で抑制すると、それらの発現も低下したことから、この転写因子が化学療法により活性促進が生じたと考えられた。 また、この遺伝子がサイトカインにより誘導されることから、サイトカインの受容体を同様にsiRNAで阻害しても遺伝子発現変化が見られなかったことから、サイトカイン非依存的に化学療法で、この遺伝子発現が上昇していることが示唆された。
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Research Products
(17 results)