2014 Fiscal Year Annual Research Report
子宮内膜癌におけるFGFR2IIIcの役割の解明及び新たな治療戦略の検討
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24791725
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
彭 為霞 日本医科大学, 医学部, 講師 (00535700)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 子宮類内膜腺癌 / FGFR2IIIc |
Outline of Annual Research Achievements |
子宮内膜癌に関しては、今まで我々は酵素抗体法やRT-PCR法を用い、類内膜腺癌におけるFGFR2IIIcの発現について検討した結果、類内膜腺癌の前癌病変、G1(高分化)及びG2(中分化)の類内膜腺癌においては、FGFR2IIIcの過剰発現を認めたが、G3類内膜腺癌においては、明らかな蛋白発現の低下を認めた。従って、FGFR2IIIcの異常発現は類内膜腺癌の発癌過程の早期に関与することが考えられ、一部のG3類内膜腺癌はG1、G2類内膜腺癌と異なる発癌過程を辿ることが推測された (Peng et al. Int J Clin Exp Pathol.2014)。 以上の結果から我々は、子宮類内膜腺癌は異なる発癌経路や生物学特性を有する不均一な腫瘍群から構成されていると考えており、予後不良であるG3類内膜腺癌を注目し、早期診断、予後予測マーカーの同定をはじめ、新たな治療法の開発を目指し、ホルマリン固定、パラフィン包埋された子宮類内膜腺癌組織切片を用い、網羅的なタンパク質解析を行った。その結果、G3類内膜腺癌で特異的に発現している蛋白を14種類同定している。こちらの蛋白は、G3類内膜腺癌の発癌、予後不良に関与する可能性が考えられる。
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Research Products
(6 results)