2012 Fiscal Year Research-status Report
急性肺傷害における肺被覆液中の炎症消退脂質分子のLC-ESI-MS(n)解析
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24791947
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
徳平 夏子 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60597227)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 急性肺傷害 / 急性呼吸窮迫症候群 / レゾルビン / 肺上皮被覆液 / 気管支マイクロサンプリング法(BMS法) / 質量分析法 |
Research Abstract |
急性肺傷害は、時に予後不良な致死性病態に陥る。その機序には炎症反応の消退が何らかの原因により失敗し、炎症反応が慢性化して急性呼吸窮迫症候群 (ARDS)のようになってしまうことが関与する。近年、アラキドン酸やドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサペンタエン酸(EPA)などの多価不飽和脂肪酸由来のリポキシン、レゾルビンなどの脂質活性分子が炎症消退に大きな役割を持つことが発見された。 今回、急性肺傷害患者の肺上皮被覆液を気管支マイクロサンプリング法(BMS法)で採取し、含まれる炎症消退脂質分子を液体クロマトグラフィー/エレクトロスプレーイオン化質量分析法LC-ESI-MS(n)で解析し、これらの脂質分子が急性肺傷害の病態形成にどのように関わるか、研究を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
対象患者の同意を得て、サンプルを採取することに関して、目的とする患者数に到達できていない。加えて、LC-MS/MSの手技をマスターして、安定してサンプル解析につなげる上で、手技上のトレーニングに予想以上に時間がかかっている。
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Strategy for Future Research Activity |
侵襲度が低い気管支鏡下マイクロサンプリングBMS法を用いて、人工呼吸下にある患者を対象に肺上皮被覆液ELFを引き続き採取し、市販のレゾルビン(Cyman Chemicals)等を利用して、LC-ESI-MS(n)分析できるように繰り返し行ない調整する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
液体クロマトグラフィー・マススペクトロメトリー法LC-ESI-MS(n)使用料、薬剤購入
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