2013 Fiscal Year Annual Research Report
細菌の細胞膜結合型ペルオキシダーゼに関する基礎的研究
Project/Area Number |
24791971
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
河原井 武人 日本歯科大学, 生命歯学部, 講師 (90409079)
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Keywords | キノールペルオキシダーぜ / 過酸化水素 / Escherichia coli / 侵襲性歯周炎原因菌 |
Research Abstract |
侵襲性歯周炎原因菌であるAggregatibacter actinomycetemcomitansから発見されたヘムcを有する細胞膜結合型キノールペルオキシダーゼ(QPO)は、本菌の過酸化水素耐性及び毒素産生に密接に関わる一方、Escherichia coliは基質となるシトクロムcをもたないにも拘らず、QPO相同遺伝子であるyhjAをもっており、病原性大腸菌の毒素産生に関与している可能性がある。本研究では、E. coli YhjAの生化学的性質の解明を目的として、リコンビナントYhjAの発現及び精製系の構築を試みた。その結果、シトクロムc成熟因子群ccmA-Hの同時過剰発現及びγ-アミノレブリン酸の添加によりYhjAの発現量増加が確認され、本酵素の部分精製まで行うことができた。また、A. actinomycetemcomitansのQPO阻害剤を化合物ライブラリーを用いてスクリーニングすることにより、新たにアスコクロリン及びイリシコリンBを見出し、その阻害様式が各々competitive inhibition、mixed-type inhibitionであることを明らかにした。QPO阻害剤に関する成果については、二件の学会発表を行った。
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Research Products
(2 results)