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2012 Fiscal Year Research-status Report

ブリッジ支台歯の歯根破折に関する実験的研究

Research Project

Project/Area Number 24792062
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

進 千春  東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (30447495)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2014-03-31
Keywords支台築造 / ブリッジ / 光弾性実験
Research Abstract

本年度では,下顎第一大臼歯欠損において,第二小臼歯,第二大臼歯を想定したブリッジの実物の 10 倍大,厚み6 mmの二次元光弾性モデルについて詳細な最終形態を検討し,決定した.すなわち,これまで当講座において研究を行ってきた天然歯モデルの歯根,支台歯モデルを参考にして各支台歯の築造体の形態を決定した.(築造窩洞の長さは骨縁下に入っている歯根長の約1/2,テーパーはモデルの単純化および製作を容易にするため0度とした.)さらに,ブリッジの形態についてもできるだけ単純化するため,咬合面側を平坦の形態とし,クラウン形態は角柱状とした.
この形態をもとに必要材料量を再度見積もりを作成し,レジンコア材,ファイバーポスト,金属既製ポスト,金銀パラジウム合金,ジルコニア,ハイブリッドセラミックスを想定した各種材料,必要器具の発注を行った.(各モデルの各構成要素の選択は,歯根,コンポジットレジン,ファイバーポスト,金属既製ポスト,金銀パラジウム合金,ハイブリッドセラミックス,ジルコニアの弾性係数比である,15:13:30:180:90:40:200の再現を目指した.)
現在は発注,納品の完了している材料についてモデルの製作を進めているところである.
本実験で重要なのは,内部応力が少なく,同じ形態のモデルを製作する必要があることから,応力の解析を行う歯根部については加工業者に発注することとし,詳細な設計図の準備,見積もりを進めているところである.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

特殊材料の見積もりが多いことから,材料の入手に時間がかかることと,業者に発注するにあたり詳細な設計図が必要となることからその準備に想像以上に時間を費やしたため,当初予定していた本年度分の研究内容に到達していないのが現状である.

Strategy for Future Research Activity

平成24年度に引き続いて第一大臼歯欠損の3ユニットブリッジを想定した二次元光弾性モデルを製作し,各支台歯に異なる支台築造法(ファイバーコア,金属既製ポスト,メタルコア)を適用した場合にどのように歯根内応力分布の違いがみられるかについて検討する.また,ブリッジの材料をジルコニア(弾性係数が大きい)とハイブリッドセラミックス(弾性係数が小さい)を用いた場合にどのような違いが見られるかに関しても解析し,比較検討を進める予定である.

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

本実験では,弾性係数の比率を実際に近づけるようにするため,特殊材料(ファイバー強化型合金など)を用いることが多く,前年度で見積もりが間に合わないものもあった.そのため,引き続き各モデルに使用するための材料を購入するために使用する予定である.また,歯根部分(応力解析部分)に関しては材料加工費としても研究費を使用する予定である.
さらに,実験結果の解析のため,統計解析ソフト(SPSS Statistics, SPSS)を購入する予定である.

URL: 

Published: 2014-07-24  

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