2013 Fiscal Year Research-status Report
ストレスレベルとの関連性からみたクレンチングコントロールに対するアプローチ
Project/Area Number |
24792103
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Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
渡邉 明 明海大学, 歯学部, 助教 (50580239)
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Keywords | クレンチング / EMGバイオフィードバック / 顎機能障害 |
Research Abstract |
咀嚼筋痛を有するクレンチング習癖者に対し,ストレスレベルと日中クレンチングの関連性について検討するため,平成25年度は関連内容の国際学会発表を行った(International College of Prothodontics 15th Biennial Meeting in Torino, Italy, 2013).また,共著者として関連内容の学会発表(2013 Biennial Joint Congress of CPS-JPS KAP,日本補綴歯科学会),論文投稿(Journal of Oral Rehabilitation,明海歯科医学)も行った. さらに,第4回東洋大学生体医工学研究センターシンポジウムにおいて,共同演者として現在までの研究状況報告ならびに今後の展望について包括的に発表した. 実験状況については,データ解析まで完了している被験者は女性5名,男性6名の計11名である. 被験者には連続しない7日間の日中日常生活環境下における筋電図計測,各日の唾液アミラーゼ計測,実験開始時の舌圧測定,実験開始時および終了時の心理テスト(POMS, CMI, SDS, MAS, Y-G)を行い,短期的なストレスレベルと日中のクレンチングの関連性について検討を行った.筋電図計測では,各日ともクレンチングイベントが検出された.クレンチングイベントと各ストレス指標の関係は, イベント数の増減との関連性からみると,POMSからは疲労,抑鬱との関連性が,CMI,MAS,SDSおよびY-Gからは神経症傾向とクレンチングイベントの増減に関連があることが考えられる.各日の唾液アミラーゼ計測との関連についても同様のことが考えられる.以上の結果は,平成24年度の研究報告と同様の傾向が認められた.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現時点で11名の被験者についてデータ解析が完了している.また,関連内容の学会発表および論文投稿も行っている.
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画最終年度となる為,データのとりまとめおよび発表を行い,成果報告を行っていく.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度の学会発表ならびに研究報告としての論文作成について,研究協力者との打合せなどの旅費を計上するために生じた. 同上
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Research Products
(3 results)