2014 Fiscal Year Annual Research Report
生体親和性を向上するアバットメント表面処理方法の確立
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24792146
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
尾立 哲郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (70513167)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | インプラント / アバットメント |
Outline of Annual Research Achievements |
インプラントアバットメント洗浄液を開発し、真空プラズマ照射と併用して、技工操作後のインプラントアバットメント表面を洗浄しその効果を検討した。今年度は、歯肉線維芽細胞を各種洗浄後のアバットメント上で培養し、細胞接着数とqRT-PCRによる遺伝子発現の評価を行った。 試作洗浄液を用いて洗浄した群、試作洗浄液と真空プラズマ照射を用いて洗浄した群で、細胞接着数およびコラーゲン遺伝子発現が上昇し、VEGFAおよびIL-6の遺伝子発現が減少した。 このことから、技工操作後に試作洗浄液で洗浄することは、アバットメント周囲の封鎖性の向上と炎症を軽減させることが示唆された。
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