2012 Fiscal Year Research-status Report
ゼラチンハイドロゲルを用いたFGF除放による顎骨延長法の改良
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24792182
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
樺沢 勇司 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (10396963)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | bFGFの臨床応用 / 顎骨延長法 |
Research Abstract |
研究実施計画に従い、ラットの顎骨延長を行なっている。bFGFとゼラチンハイドロゲルを用いて、骨延長部への骨形成の促進を認める成果が得られている。同時に他の担体を用いての検討や、骨延長部へメンブレンをおいて、骨新生への影響を評価する研究も行なった。インタークロス社製の温冷覚閾値計を用いて、ラット骨延長部への骨新生を評価している。欧州顎顔面外科学会に参加して、顎骨延長法に対する、最新の知見の収集に努め、各国の研究者とbFGFの臨床応用について討議することが出来た。 現在はbFGFの至適濃度の確認、ハイドロゲルの使用量の調整、組織学的な検討等について研究を進めているところである。 今年度の結果は、bFGFの骨新生への臨床応用を目指す上で極めて重要な結果であり、意義深い内容である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度、bFGFとゼラチンハイドロゲルを骨延長部に加えることによって、有意に骨新生を増やすことが出来た。実験系の確立およびbFGFの効果の確認について十分な結果が得られたと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
bFGFとハイドロゲルの応用が有用であることは確認することが出来たが、今後は使用方法、至適濃度の確認、長期間の観察等研究条件のさらなる確認を行なう。また、学会発表や論文作成を行ない、各国の研究者と意見交換を行なって、より早い臨床応用を目指したい。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
上記内容である、bFGFとハイドロゲルの応用が有用であることは確認することが出来たが、今後は使用方法、至適濃度の確認、長期間の観察等研究条件のさらなる確認を行なう。また、学会発表や論文作成を行ない、各国の研究者と意見交換を行なって、より早い臨床応用を目指すために、研究費は研究の消耗品、学会出張、論文作成等に使用される予定である。
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Research Products
(2 results)