2012 Fiscal Year Research-status Report
MUC1遺伝子スプライシング異常が口腔癌に及ぼす影響
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24792239
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
浜田 倫史 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (00444894)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 口腔癌 / MUC1 / スプライシング異常 / 選択的スプライシング |
Research Abstract |
現在症例の組織および臨床情報の収集を開始しており、概ね計画通りのサンプル数を得ている。口腔癌細胞株および口腔癌症例の手術標本からmRNAを抽出し、MUC1のアイソフォームを解析中である。MUC1の各バリアントは細胞株および組織標本において非常に多様な発現様式を示し、発現しているアイソフォームの種類が大きく異なるばかりでなく各アイソフォームの全体量に占める比率も細胞株、症例によって大きく異なる。今後はこれらのスプライシングバリアントの発現状況と各細胞の生物学的特性または各症例の臨床病理学的事項とを照らし合わせ、口腔癌の悪性度に大きく関わるMUC1のバリアントを検討していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
症例の収集およびMUC1スプライシングバリアントの発現検討が概ね順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も症例の蓄積をすすめ、MUC1スプライシングバリアントの発現状況と各細胞の生物学的特性または各症例の臨床病理学的事項とを照らし合わせ、口腔癌の悪性度に大きく関わるMUC1のバリアントを検討していく予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
昨年度に引き続き症例を収集し、RT-PCRをメインに口腔癌のMUC1スプライシングバリアントの発現解析を行っていく予定である。
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