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2014 Fiscal Year Research-status Report

唾液中ストレスマーカーは口腔乾燥の指標となりえるか

Research Project

Project/Area Number 24792350
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

濃野 要  新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (80422608)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2016-03-31
Keywords口腔乾燥
Outline of Annual Research Achievements

口腔乾燥の原因のひとつにストレスによる交感神経の直接的刺激及び上位唾液核への刺激が挙げられる。そのため、口腔乾燥症の診断には精神的ストレスを評価する必要がある。現在、ストレスの評価は問診や自記式質問票による主観評価のみで客観的指標は用いられていない。
一方で、唾液中ストレスマーカーである唾液中アミラーゼ(AMY)やクロモグラニンA(CgA)濃度は交感神経刺激により上昇する。すなわち、ストレスの評価を客観的に評価することができると考えられる。そこで、本研究では唾液流量の変化と唾液中AMYやCgA濃度の変化の関係を明らかにすることを目的としている。また、唾液の減少に至るストレスマーカーのcut off値を検討する。
前年度までに測定時刻における唾液中ストレスマーカーと唾液流量の日内変動を確認し、本試験の測定時刻による結果の変化について考察を行い、その結果、試験計画を再考した。また、唾液中のストレスマーカーに関連すると考えられるものとして、現在まで関連を確認していない自記式の質問紙表および自律神経の機能評価を加えることとした。すなわち、検査項目に状態・特性不安検査(STAI)と加速度脈波計を追加した。
現在は口腔乾燥患対象者および口腔乾燥のない対象者において測定を行い、サンプル採取を継続している。また、唾液の産生に関わる因子のひとつとして血液の抹消循環を取り入れ、その関係を検討することとした。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

外来患者対象で行っているため来院都合等により、サンプルの採取が遅れている。

Strategy for Future Research Activity

本年度は既に行われている患者対象測定試験を継続する。その後、解析対象人数およびデータの選別を行ったあと解析対象を確定し、仮説の検証を行う。

Causes of Carryover

予算の多くがサンプル測定の費用に充てられる。サンプル測定はまとめて行うため、サンプル採取が遅れていることから測定費用を使用せず、次年度に持ち越されることになった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

持ち越された費用はサンプル解析費用およびサンプルデータ解析に充てる予定である。

URL: 

Published: 2016-06-01  

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