2012 Fiscal Year Research-status Report
インシュリン抵抗性関連遺伝子多型が抗菌的歯周治療の効果に及ぼす影響について
Project/Area Number |
24792352
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
松本 沙耶香 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (50515749)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 遺伝子多型 / 歯周炎 / 糖尿病 |
Research Abstract |
昨年度からの継続として、本研究の目的は無作為化比較試験によって、2型糖尿病患者の抗菌的歯周治療がインシュリン抵抗性関連遺伝子多型により歯周秒の重症度に及ぼす影響を疫学的に解明することである。 1.対象者の抽出:新潟大学医歯学総合病院糖尿病来受診中の2型糖尿病患者(40歳以上)のうち、以下の条件をみたす15名(男性10名 女性5名)を対象とする。内科的基準:HbA1c 6.0%以上かつ歯周病治療前2ヶ月及び研究期間中は糖尿病治療内容を変えない・歯科的基準:現在歯数が10本以上かつ歯周ポケット4mm以上の歯が4本以上存在する。2:「研究対象者無作為割付け」無作為化比較試験で抗菌剤使用(介入群)8名と、歯周治療未実施(対照群)7名ずつに割付。3:「介入群の歯周治療」研究0週~8週、2週毎に機械的歯面清掃、口腔清掃指導を実施。2週毎にMinocycline抗菌剤を歯周ポケット4mm以上部位に投与。4:「研究対象者の採血」研究0週、16週に血清、血漿の採血(20ml)を実施(血清:アディポネクチン、レプチン、高感度CRP、TNF-α、他血液生化学一般を株式会社BMLに、遺伝子多型の解析は株式会社サインポストに依頼)。5:「研究対象者の歯周組織診査」研究0週、8週、16週、24週に1歯あたり、頬・舌側の近心、中央、遠心の6点について歯周組織診査実施。7:「研究対象者の唾液検査」研究0週、16週に刺激唾液を採取し、株式会社GCに歯周病菌P.g(Porphyromonas gingivalis)菌数の分析を依頼。 すべてのデ-タはエクセルシ-トにまとめて管理されている。なお、対象者の抽出を25年度も行うため、最終分析は26位年度以降に実施する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
対象者の抽出のため、内科担当医の協力を得るため説明会を実施するための準備等に時間がかかった。また、被験者の抽出は研究日のみの実施のため時間がかかるためやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後随時被験者の抽出を継続し、対象者数を増やしていく。ポスター等視覚媒体を用い、内科外来に通院する患者様に研究をアピールし、研究への参加に同意を得られやすくする。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
24年度と同様に、細菌検査キット・採血管(遺伝子多型解析・生化学検査用)・ミノサイクリン(ペリオフィールR)・歯ブラシ・歯間ブラシの購入に使用
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Research Products
(2 results)