2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
24792391
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
間脇 彩奈 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10533341)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | リンパ浮腫 |
Research Abstract |
リンパ浮腫患者の治療として複合的治療(CDT)が有効であると言われているが、それぞれのケアの根拠や個別的なケア方法については根拠が乏しいのが現状である。特にCDTに含まれる「スキンケア」の根拠を明らかにする上で重要な情報である、リンパ浮腫患者の皮膚の状態については情報が乏しく、具体的なケア方法も分かっていない。本研究の目的は、リンパ浮腫患者の皮膚の状態を明らかにし、より具体的なスキンケア方法を開発することである。 本研究ではまずリンパ浮腫を発症した患者の、皮膚の特徴を明らかにしようと考えている。皮膚の評価項目としては、角質水分量、皮脂量、皮膚pH、皮膚弾性力、皮膚血流量、皮膚深部温、マイクロスコープによる画像を用いた皮膚の表面構造を計画した。今年度は、研究調査環境の整備のため、機材の準備を進め、マイクロスコープDG-3Xを購入した。 同時に研究者は実際にリンパ浮腫外来を開設している施設への見学や学術集会などへの参加により情報収集を行った。その結果、現在、リンパ浮腫外来を開設している多くの施設で行われているリンパ浮腫ケアは、患者は数ヶ月に1度だけ来院し、弾性着衣の処方、家庭でのセルフケアを行うことが主流となっていた。欧米では、集中的なCDTの施行がより効果的であるとされているが、日本ではあまり行われていないことがわかった。そこで本研究では、患者に4週間CDTの介入を行い、CDT介入による皮膚の変化を明らかにすることも計画した。介入に当たり、研究者はCDTの研修を受け、リンパ浮腫セラピストの資格を得た。 今年度は、患者のリクルート方法の確立まで進めることができたが、患者への介入および皮膚の調査までは至っていない。介入、調査および分析は25年度以降の課題とした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度のうちに、調査に入る予定であったが調査に入ることができなかった。授業や実習の予定から、CDTを施行する研究者の研修時期が3月になってしまったことが理由である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、患者への介入および皮膚の評価を行っていく予定である。研究結果は学術集会や論文等で発表したい。結果を得て、次の段階である、スキンケア方法の開発に関する研究を行っていきたいと考えている。また併せて、学術集会や研修への参加により情報収集を続けていく予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
該当なし。
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