2014 Fiscal Year Annual Research Report
看護師の転倒リスク場面における視覚情報の取り込みと臨床判断
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24792403
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Research Institution | Ishikawa Prefectural Nursing University |
Principal Investigator |
寺井 梨恵子 石川県立看護大学, 看護学部, 助教 (90457888)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 転倒予防 / リスクアセスメント / 視覚情報 / 観察 / 看護教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
看護師が転倒リスク場面を観察している際の、視覚情報の取り込みとそのアセスメントについて明らかにすることを目的とした。 平成24年度は、文献検討を実施した。また、対象者に提示する映像を作成し、プレテストを実施した。また、病院に勤務する新人看護師20名、熟練看護師19名(2施設)に対してトークアイⅡを装着し、転倒リスク場面である静止画を提示し、その際の眼球運動を測定した。測定後、見ていた静止画に注視点と軌跡をプロットした映像を液晶モニターに再生し、その時に考えていたことをインタビューした。インタビュー内容は、①注視箇所や軌跡は見ていた箇所と違いはないか、②なぜ注視していたか、③何を考えたのかである。被験者の許可を得てICレコーダーにインタビュー内容を録音した。 平成25年度は、予定していた調査を平成24年度中に終了したため、結果の分析および学会発表を行った。明らかにした内容は、提示した転倒リスク場面における重要部位エリアを注視していたもので、想定されるアセスメントと一致しなかったものは認められず、すべてが一致していた。そのため、重要部位エリアを注視することは、的確な転倒リスクアセスメントにつながると考えられる。一方で、重要部位エリアを注視していない場合であっても、想定アセスメントと一致した例があった。このことから、看護師は転倒リスクアセスメントに関する臨床経験に基づき、周辺視によって視覚情報を取り込んでいたことが示唆された。 平成26年度は、前年度明らかとなった研究内容について論文投稿を行った。また、未分析データを分析し、学会発表を行った。
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