2014 Fiscal Year Annual Research Report
中小規模医療施設の中途採用看護師が職場適応するために必要な支援
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24792414
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
鈴木 小百合 順天堂大学, 医療看護学部, 助教 (70514850)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 中途採用看護師 / 中小規模病院 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、中途採用看護師が職場に適応するために入職後から現在に至るまでに感じた困難と実際に受けた支援、必要とする支援を明らかにすることを目的に、大規模な質問紙調査を実施した。 対象は、関東圏内にある病床数約200~300床の56施設に勤務する中途採用看護師で、調査票を回収した665名(回収率58.5%)を分析対象とした。入職後に感じた困難は、「看護方法や業務内容の違いに戸惑う」、「前職場との使用物品や設備の違いに戸惑う」、「初めて実施する技術に対して不安を感じる」、「医療事故を起こさないか不安である」、「給料が低い」の順に高い得点であった。プリセプターによる指導を「受けた」44.7%、「受けない」54.0%であり、プリセプターによる指導の必要性は「必要ではない・どちらでもない」が全体の23.9%であった。入職後1年以内の研修を「受けた」56.5%、「受けない」38.3%であり、中途採用看護師対象の院内フォローアップ研修の必要性は「必要ではない・どちらでもない」が全体の36.7%であった。病院に期待する支援の内容(複数回答)は、「給料(昇給、残業代支給、能力に応じた給与など)」、「休暇」、「スタッフの増員」、「育児支援」、「資格取得・就学・院外研修支援」、「院内研修や教育の充実」、「業務改善」、「定時帰宅」、「夜勤の負担軽減」の順に回答数が多かった。 プリセプターによる指導やフォローアップ研修について必要としない意見も多く、期待する支援には多様な内容が挙げられた。中途採用看護師への支援として、プリセプターによる指導・集合研修といった一律の内容ではなく、施設の特性や個人の経験・希望に応じて対応することや、病棟と看護部が連携をはかりながら長期的にフォローする仕組み作りが必要であると考える。
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Research Products
(1 results)