2012 Fiscal Year Research-status Report
がんと共に生きる若年女性生殖器がん術後患者とパートナーへの看護支援モデルの開発
Project/Area Number |
24792448
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Chiba Prefectural University of Health Sciences |
Principal Investigator |
広瀬 由美子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 助教 (20555297)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 癌 / 看護学 |
Research Abstract |
本研究の目的は、がんの診断時から手術後までの若年患者とパートナー個々のニーズ及び両者の関係の変化の全容の解明と、若い男性パートナーが望む/受け入れやすい支援方法の解明を通して、若年女性生殖器がん術後患者とパートナーががんと共に生きることを支える看護支援モデルを考案することである。平成24年度は、1.「診断時から手術を受けるまでの若年女性生殖器がん患者とパートナーのニーズ及び関係の変化に関する調査」、2.「1.と先行研究との統合により、診断から手術後までの患者とパートナーのニーズと関係の変化の全容を明らかにする。」に取り組んだ。 1.については、面接調査の内容を精錬し、所属機関の倫理審査委員会へ申請して承認を得た。しかし、研究対象の条件を満たす若年患者とパートナーが存在する施設が数少なく、面接調査では十分な対象者数を確保出来ない可能性が示唆され、質問紙調査へ変更するとともに調査施設を全国の病院や患者団体に拡大してデータ収集することとした。現在、改めて倫理審査を受けている段階である。 2.については、文献検討や学術集会への参加により、診断から手術後までの若年患者とパートナーのニーズや関係の変化に関するデータを収集した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本来ならば1.「診断時から手術を受けるまでの若年女性生殖器がん患者とパートナーのニーズ及び関係の変化」については明らかにしておく予定であったが、データ収集方法の変更に伴い、質問紙の内容の精錬や調査施設の検討の必要性が生じたため。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き1.「診断時から手術を受けるまでの若年女性生殖器がん患者とパートナーのニーズ及び関係の変化に関する調査」を行う。調査施設を全国に拡大し、対象者数の確保に努める。更に、「若年女性生殖器がん患者のパートナーが望む/受け入れやすい支援の在り方に関する調査」に着手する。また、2.「診断から手術後までの患者とパートナーのニーズと関係の変化」についても引き続き国内外の先行文献や学会発表からデータ収集する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
調査の実施にあたり、全国の調査施設への研究依頼のための旅費や対象者への謝金、収集したデータの入力費が必要となる。またデータ集計・分析のためのソフトを購入する予定である。更に、最新知見の収集と成果発表のための学会参加費用や文献図書購入費が発生する。
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