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2013 Fiscal Year Research-status Report

降雪地域の特性を生かした2型糖尿病患者の運動療法継続に向けた支援方法の検討

Research Project

Project/Area Number 24792451
Research InstitutionNiigata College of Nursing

Principal Investigator

小林 綾子  新潟県立看護大学, 看護学部, 助教 (50512084)

Keywords国際情報交換
Research Abstract

本研究の目的は、①降雪地域に暮らす2型糖尿病患者の季節ごとの運動療法の実施状況を明らかにすること。②降雪地域に暮らす2型糖尿病患者の運動療法実行の実態、治療満足度、自己効力感の関係を明らかにすること。③降雪地域の特徴を生かした2型糖尿病患者の運動療法継続に向けた支援方法を検討することである。
研究目的①、②について、平成25年2月、5月、8月、10月の実態調査が終了し、4回とも協力していただいた87人を分析対象者として、年間を通しての運動療法実行の実態と治療満足度、自己効力感の関係を分析している段階である。
2月の実態調査で得られたデータから、冬季の運動療法実行の実態と気象状況の関連について、同意が得られた88名(95.6%)を分析対象とし分析を行った.運動療法実行を示す,歩数、METs・時を従属変数、気象状況を示す,平均気温,気温較差(最高気温と最低気温の差),日照時間,平均積雪量を独立変数として重回帰分析を行った.結果,歩数には気象状況の影響はなく,METs・時には日照時間,平均積雪量が正に影響し,気温較差が,負に影響していた.
さらに、2月の実態調査から,冬季の歩数が平均4551.8±4199.0歩と標準偏差に幅があり,対象者によって生活活動の一部として歩行している人から運動として実施している人の差がある傾向がみられた.そこで,歩数が全国平均より少なかった75人(85%)を分析対象として,冬季の歩数に影響する要因を分析したところ,気温較差が正に影響していた.つまり日中の気温が上昇し,朝晩気温が低下する状況においては,より日中の暖かさを感じやすい状況であるといえる.このような気象状況の場合は,歩数の少ない対象者においても歩数の増加に繋がりやすいことが示唆された.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究の目的は、①降雪地域に暮らす2型糖尿病患者の季節ごとの運動療法の実施状況を明らかにすること。②降雪地域に暮らす2型糖尿病患者の運動療法実行の実態、治療満足度、自己効力感の関係を明らかにすること。③降雪地域の特徴を生かした2型糖尿病患者の運動療法継続に向けた支援方法を検討することである。
研究目的①、②について、平成25年2月、5月、8月、10月の実態調査が終了し、4回とも協力していただいた87人を分析対象者として、分析している段階である。この分析により、目的①、②は達成されると思われる。
また、2月調査で得られた結果については、学会誌への投稿、学会発表の予定である。
研究目的③については、2、5、8、10月の実態調査の結果を基に検討する予定である。
以上のことよりおおむね順調に進んでいると考えている。

Strategy for Future Research Activity

平成26年度は、平成25年度の実態調査で得られたデータ(歩数、METs・時、治療満足度、自己効力感)を分析し、研究目的である、①降雪地域に暮らす2型糖尿病患者の季節ごとの運動療法の実施状況と、②運動療法実行の実態、治療満足度、自己効力感の関係を明らかにする予定である。結果は、学会誌への投稿予定である。
研究目的③降雪地域の特徴を生かした2型糖尿病患者の運動療法継続に向けた支援方法を検討するについては、実態調査で得られた結果から、分析し支援方法を検討する予定である。糖尿病患者に対する運動療法の継続支援についての文献検討も予定している。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

2月、5月、8月、10月に継続して協力いただいた対象者が、予定より少なかったため、データ収集のための交通費、郵送代等にかかる費用が減額となったため。
第19回日本糖尿病教育看護学会(演題登録中)に参加予定であることと、新知見を得るために学会参加を予定しているため、それにかかる旅費に使用予定である。また、論文投稿、翻訳にかかる費用、糖尿病患者への教育的支援に必要な教材、物品購入を予定している。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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