2013 Fiscal Year Research-status Report
慢性疾患患者及びその家族員が退院後に直面するセルフケア困難と退院支援のあり方
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24792467
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
堺 恭子 順天堂大学, 医療看護学部, 助教 (30624001)
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Keywords | 退院支援 / 慢性疾患 / セルフケア |
Research Abstract |
研究目的1)セルフケアに関わる身体状況や生活状況の実態を横断的に把握する。に関しては、10名分のデータについて記述統計を行った。今後も継続し、データを収集する予定である。 研究目的2)退院後のセルフケアに関わる身体状況や生活状況の体験を縦断的に把握する。に関しては、研究目的1)のデータをもとに質問紙を作成予定であるため、引き続きデータを集計し、分析する予定である。 研究目的3)退院後の慢性疾患患者と家族に対する退院支援チームメンバーの継続看護・ケアについての認識を明らかにする。に関しては、病院に勤務する多様な医療職者に対して個々にインタビュー調査を行った。チーム医療に関わる職種は多岐に亘るが、インタビューから在宅での療養生活に関わる職種を選定した。今後は地域の医療関係者を含めたフォーカスグループインタビューを実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
対象者を特定疾病のなかから退院支援の対象となる割合の多い、脳血管疾患、糖尿病、慢性閉塞性肺疾患、がん末期の患者のうち、医療処置を有し、かつ要介護認定を受けている対象者としているため、データが不足していると考えられる。さらに対象を本人、および家族としているが、独居のケースや患者のみで来院するケースも多いことから両者からデータを得ることが難しい場合がある。これらにより、当初予定していた対象者が被験者へのアンケート調査が滞っており、倫理申請等の調整を検討している。
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Strategy for Future Research Activity |
まずは計画的に予定数のアンケート調査を実施できるよう計画的にデータの集計、分析を行う。その間、得られたデータをもとに、質問紙を作成し、縦断的調査行えるよう倫理審査への準備を行う。地域の医療関係者を含めたフォーカスグループインタビューを実施する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
オーストラリアで行われた第25回国際看護学会に参加するために、次年度額を使用した。国際的にも多くの国々で少子高齢化が問題となっており、ナースプラクティショナーをはじめとする訪問看護について多くの知見を得ることができた。 今年は最終年度となるため、研究を計画的に使用する。研究のまとめにあたり、パソコン、ICレコーダーなどを購入する予定である。
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Research Products
(2 results)