2014 Fiscal Year Annual Research Report
家族役割行動分類の作成と家族支援ツールとしての「役割バランスマップ」の開発
Project/Area Number |
24792497
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
本田 順子 神戸大学, 保健学研究科, 助教 (50585057)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 家族看護学 / 家族アセスメントツール |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,昨年度実施した長期入院をしているこどもの家族を対象とした半構成面接調査の結果の結果の一部を2014年5月に35th International Association for Human Caring Conferenceで発表し,障がいをもつこどもの家族を対象とした質問紙調査の結果を2014年8月に日本家族看護学会第21回学術集会で発表し,それぞれ参加してる研究者と議論を深め,さらなる分析の方法や次の研究への示唆を得た. また,以前からの課題であった家族の役割の中のこどもの役割に注目し,調査を行った.幼稚園から小学生のこどもをもつ10家族に対して半構成面接を実施した結果からこどもの役割には「家族員を癒やす」「家族員を支える」など16のコードが明らかとなった.また,さらに昨年度の調査結果を再分析し,家族役割をアセスメントするツールの妥当性を専門者会議にて検討した.さらに,文献検討,家族に対する半構成面接と質問紙調査の研究結果,専門者会議の結果を統合し,先行研究で開発したthe Survey of Family Environment Family Time Allocation, Japanese version (SFE/FTA-J),を発展させた.また,このアセスメントツールの妥当性については,SFE/FTA-Jを2015年18th East Asia Forum of Nursing Scholarsで発表した.
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