2012 Fiscal Year Research-status Report
胎児期・妊娠期からの愛着形成と子ども虐待予防の関連における基礎研究
Project/Area Number |
24792507
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
杉下 佳文 名古屋市立大学, 看護学部, 講師 (00451766)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 愛着 |
Research Abstract |
平成24年度は研究実施計画に基づき、以下を遂行した。 1.質問紙調査の準備;①研究者の先行研究を再考察し、妊娠期と産褥期のメンタルヘルスや児への愛着に相関があるのかを再分析した。その結果、妊娠期と産褥期の相関はあるが、妊娠期に胎児への愛着が高いと産後うつになりにくいという新たな知見が見いだせた。②母親の血清コルチゾールと胎児の血清コルチゾールに相関がみられるのかを文献検討を行った。今後引き続き検討していく予定である。③育児不安尺度、ストレス尺度およびストレスの生体反応についての文献検討を行った。今後引き続き検討していく予定である。 2.調査施設の検討;所属機関に近く調査に出向くのに比較的交通の便が良い施設を検討した。しかし、近隣の施設では調査協力を得ることが難しい状況であることがわかった。さらなる調査施設の検討が必要である。近畿地方に拡大して検討すると、協力の内諾が得られた施設があった。その施設に関して分娩件数および産褥外来等の条件を検討して本研究に適する施設であるかどうかの検討を行っていく必要がある。 3.関連学会に参加し情報収集を行う;日本助産学会、周産期・新生児学会、日本母性衛生学会、日本家族看護学会に参加した。本研究に関連する最新の情報や研究の動向を知ることができた。特に日本家族看護学会の研究者公開シンポジウムの「愛着と喪失」では文献検討レベルではわかり知れない最新の研究について情報収集ができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成24年度の研究実施計画では、調査施設の決定がされ、所属する研究倫理委員会に研究倫理の申請をする予定であった。しかし、調査施設の選定が難航し、近隣の施設では行えない可能性が高くなってきている。近畿地方の施設に決定する方向ではあるが、そのために、現在までの本研究の達成度はやや遅れている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
まずは、調査施設の検討を十分に行い、決定する。調査の流れや注意事項、研究説明書および同意書の作成を行う。次に質問紙の完成を行う。そして、所属の倫理委員会に本研究倫理申請を行う。倫理申請承諾後、8月を目標にデータ収集を開始する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
①質問紙印刷用紙、封筒、プリンタートナー:170千円②研究打ち合わせ等会議および旅費50千円③コルチゾール測定料672千円④消耗品:8千円
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