2012 Fiscal Year Research-status Report
有職未婚女性における行動・生理的側面を重視した健康プロモーションプログラムの作成
Project/Area Number |
24792510
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
吉岡 友香子(大久保友香子) 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (50377678)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 生活習慣 / 自律神経活動 / 月経随伴症状 / 未婚 / 勤労女性 / 健康プロモーション |
Research Abstract |
平成24年度の目的は、①有職未婚女性の生活習慣と月経随伴症状の実態を明らかにする、②不規則な生活習慣である有職未婚女性の行動的・生理的な側面と月経随伴症状の関係を調査することであった。 方法 ①20~30代の有職未婚女性500名に対して、質問紙調査を行う。調査内容は、属性、食生活、睡眠・休息、活動量など生活習慣と月経随伴症状、ストレスである。②質問紙調査対象者で同意の得られた生活習慣の不規則な有職未婚女性10名を対象とする。調査内容は、基礎体温、ライフコーダによる身体活動状況と睡眠状態の測定、唾液アミラーゼによるストレス反応、心電図モニターによる自律神経活動量。また、月経随伴症状を質問紙にて調査する。自律神経活動と唾液アミラーゼは3月経周期(約12週間)の卵胞期と黄体期で測定を行う。 結果 先行研究や書籍等を参考に方法①の質問紙を作成し、現在所属大学の倫理審査委員会に提出し、審査中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成24年度の研究計画では、1.生活習慣、月経随伴症状の実態調査、2.生活習慣の不規則な有職未婚女性の行動的・生理的な側面からの検討を行う予定であった。しかし、質問紙の作成に時間を要し、計画は大幅に遅れている。現在は所属大学の倫理審査委員会の審査中である。倫理審査の承認を得たのちは、速やかに調査を開始予定である。また、行動的・生理的側面からの調査対象者となるフィールドは確保している。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度は、所属大学倫理審査委員会の承認を得たのち、1.生活習慣(食生活,睡眠・休息,活動,就業形態など)、月経随伴症状の実態調査として、約500名の20~30代有職未婚女性に対して質問紙調査を行う。2.生活習慣の不規則な有職未婚女性の行動的・生理的な側面からの検討として、10名の対象者に対して、3月経周期(約12週間)、ライフコーダーにより身体活動状況(総消費量・運動量・歩数)と睡眠状態の測定、月経周期中で卵胞期・黄体後期の2時点で,唾液アミラーゼ,自律神経活動量の測定を行う。そしてこれらの調査で得られた結果から、健康プロモーションプログラムの作成準備を行う。また、結果をまとめ、学会発表の準備を行う。 平成26年度は、健康プロモーションプログラムを作成し、プログラムの介入試験を行い、効果を検証する。また結果をまとめ、学会発表を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度は 有職未婚女性の行動的・生理的な側面からの調査のため、ライフコーダ、解析ソフト一式、調査用のパソコンと周辺機器、唾液アミラーゼモニターチップ、調査用紙、封筒、切手代に使用する。その他、調査協力者と調査補助者への謝金、調査打ち合わせの交通費、印刷代に使用する。
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