2012 Fiscal Year Research-status Report
発達障害をもつ思春期の子どもへの肥満改善のための保健指導方法の検討
Project/Area Number |
24792512
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
鴨下 加代 県立広島大学, 保健福祉学部, 助教 (50364120)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 生涯発達看護 |
Research Abstract |
本研究の大きな目的は、発達障害をもつ思春期の肥満の子どもに焦点を絞り、看護介入として肥満改善に向けた生活習慣を身に着けるための保健指導プログラムを立案することを目的としている。そして、平成24年度はフィールドワークと面接調査を行い、発達障害をもつ学齢期の子どもが肥満になりにくい健康的な生活習慣を形成するための要因を、「発達上の特徴」、「ストレスコーピングの方法」、「家族のもつ健康になるための力」、「学校生活の影響」などの視点から明らかにすることを計画していた。しかし、研究者がフィールドワークや調査ができる体調になく、予定していた調査を行えなかった。そのため、発達障害をもつ学齢期の生活習慣に影響する要因、肥満の子どもの保健指導について、再度、文献検討を行い、調査内容の見直しを行った。肥満の子どもの保健指導の方法と成果に関して文献を検討した結果、学齢期の生活習慣を調える関わりは、学校などで子どものみに行う場合、外来のように保護者を中心に行う場合があり、それぞれ短期的な成果があるが、そのプロセスが異なっていることが分かった。学齢児の生活習慣形成には、家族全体の生活習慣が影響するため、保護者の認識を中心に調査を行うことを予定していたが、それに加え子どもの要因を加えるために、面接調査を行う前に、事前に親子で生活習慣について話をしてもらい、保護者が子どもがもつ気持ちや状況などを代弁できるように調査方法を変更することとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
体調がすぐれず、フィールドワーク、データ収集ができなかった。そのため、再度、文献検討を行い、調査内容の見直しを行った。平成24年度研究計画にあげていた調査については、調査期間を平成25年度9月までと当初の予定より長くし、所属施設の倫理委員会で承認を得ている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度は、9月までに平成24年度計画において実施できなかった「発達障害をもつ学齢期の子どもが健康的な生活習慣を形成するための要因に関する調査」を行う。 また、その結果を参考に、12月を目安に、肥満傾向の発達障害をもつ学齢児と家族への肥満解消の保健指導プログラムを作成する。そして、平成26年1月から12月までの期間で所属施設の倫理委員会に介入研究の承認を得て、肥満傾向の発達障害をもつ学齢児とその家族に、保健指導を行いその成果を評価する介入研究を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
物品費では、調査用紙作成のためのインク、紙、文具などの消耗品、データ分析用のノートパソコンを購入する。旅費としては、データ収集、発達障害児や肥満に関する関連学会に参加するための移動費を予定している。人件費・謝金としては、調査協力者への謝金、データ分析時のアルバイト雇用の費用に充てることを予定している。
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