2014 Fiscal Year Research-status Report
発達障害をもつ思春期の子どもへの肥満改善のための保健指導方法の検討
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24792512
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
鴨下 加代 県立広島大学, 保健福祉学部, 助教 (50364120)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 肥満 / 発達障がい / 学童 / 小児看護 |
Outline of Annual Research Achievements |
一昨年度に発達障がいの小学生・中学生をもつ保護者20人に対し、食生活や運動習慣などの生活習慣を調えるために家庭で工夫して行なっている取り組みについて調査を行なった。今年度はその結果をまとめた。食生活では「バランスよく」「適量」を食べることが難しい幼児期に療育施設で対応方法を相談した保護者が多く、その経験をもとに家庭でのルールを決めるなどの工夫をして子どもに関わっていた。その結果、現在の食習慣で問題を感じている保護者は少なかった。また、運動習慣について保護者は「一人で運動しない」「好きな運動が少ない」「ルールを理解しにくい」ことを挙げており、一人では運動しないため、「休みの日は外出し連れ歩く」や「体を動かす機会を作る」ことを意識し、子どもが苦手そうであっても「体を動かすようつきあう」など根気強く関わっていた。保護者は「運動するきっかけづくり」や子どもが運動種目のルールについての理解が難しいことを把握し、「簡単なルールを伝え、楽しめる工夫」をしていた。今回明らかになった日常生活の工夫を子どもの肥満で悩むどの家庭でもできるような保健指導がしたいと考え、保健指導プログラムを作成した。保健指導の内容は、第1段階として子どもの生活習慣を保護者と子どもとともにアセスメント用紙をもとに確認し、改善したい点や学習したい点をまとめること、第2段階として、具体的に食事の工夫や運動内容を提案しその子どもにあった方法を家族とともに考えるものである。このプログラムを、発達障がいの診断を受けた肥満の小学生と保護者10組を対象に、現在実施しているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
産後休暇等の取得に伴い研究期間を延長し、スケジュールを修正したため、予定通りの進行となった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、現在実施している保健指導を継続し、6か月経過後、その経過と保健指導の成果をまとめていく。
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Causes of Carryover |
産後休暇等の取得により研究計画に遅れが生じ、期間の延長を申請し承認された。また、子どもが小さく宿泊のある出張ができる状況ではなく、予定していた研修に参加できていないことも次年度使用額が生じた大きな原因である。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
今後は、保健指導の実施に伴う物品の費用、研究成果をまとめるために必要な経費(研修を含む)などに助成金を使用していく。
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Research Products
(1 results)