2012 Fiscal Year Research-status Report
妊娠期・胎児期からの予防歯科啓発・支援モデルの構築
Project/Area Number |
24792529
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
加藤 陽子 久留米大学, 医学部, 講師 (70421302)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 妊婦歯科健診 / 胎児 / 妊婦 / 口腔衛生 |
Research Abstract |
市町村における妊婦歯科健診の実施状況の調査を実施した。方法は、段階を追って以下の通り行った。①:都道府県に市町村ごとの妊婦歯科健診の実施状況を確認した。②:①で回答が得られ、実施している市町村のHPを確認し、実施の概要を把握した。③:①で回答が得られなかったまたは、都道府県単位では市町村の実施状況を把握していないと回答があった地域については、該当都道府県内の市町村での妊婦歯科健診の実施状況をHPで確認した。結果は、都道府県より妊婦歯科健診の実施状況を把握できたのは47都道府県中30都道府県であった。その内訳は括弧内のように以下表記する(実施全市町村数/全市町村)平成24年8月末現在。【青森(5/40)、秋田(25/25)、岩手(14/33)、茨城(5/45)、千葉(12/54)、栃木(2/26)、埼玉(13/63)、東京(60/62)、群馬(12/35)、神奈川(11/33)、新潟(5/45)、山梨(7/27)、富山(8/15)、石川(8/19)、福井(2/17)、岐阜(31/42)、三重(4/29)、京都(10/26)、滋賀(5/19)、奈良(7/41)、兵庫(15/41)、鳥取(5/19)、岡山(8/27)、山口(6/19)、福岡(9/60)、佐賀(5/20)、大分(4/18)、熊本(10/45)、宮崎(4/26)、沖縄(4/41)】都道府県より回答がなかった及び把握していないとした都道府県のHPでの研究者が確認できた結果の内訳は、【北海道(9/180)、宮城(11/35)、山形(2/35)、福島(4/59)、静岡(6/35)、長野(4/39)、愛知(43/54)、大阪(17/43)、和歌山(2/30)、島根(3/19)、広島(16/23)、香川(6/17)、徳島(0/24)、愛媛(8/19)、高知(0/39)、長崎(1/21)、鹿児島(5/43)】であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成24年度の目的の一つである、全国の市町村の妊婦歯科健診の実施状況は把握できた。それをもとに妊婦歯科健診の実施状況マップを作成することができた。妊婦歯科健診の受診率の把握も目的としていたが、ほとんどの都道府県では、把握していないと回答があり、市町村のHP上でも公開をしていなかった。受診状況が把握できた自治体についてはマップ上に記載し、表記することができている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25、26年度において、①産婦人科医院、助産所に関する調査を産婦人科医院,助産所で行われている母子の口腔に関する健康教室の現状把握及び関係医療者の母子の口腔衛生への意識・認識を明らかにすることを目的に実施することと、②妊娠期、出産後1年後の女性に対する調査及び胎児期、乳児期にある子どもへの調査を母と子の口腔の状態及び健康管理の実際を把握することを目的に実施する。平成27年度は、今までの結果をもとに生涯を通じた母と子の口腔の健康維持【妊娠期/胎児期からの予防歯科】を目指す,啓発・支援モデルを作成していく予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
調査の打合せ及び対象施設及び対象者の依頼時などに必要な旅費。調査補助への人件費。アンケートの印刷費及び通信費。関係書籍及び文献印刷費。対象施設及び対象者への謝品費。データ分析に必要な機器及びソフト。
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