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2012 Fiscal Year Research-status Report

インクルーシブ教育システム構築に向けた発達障害児への就学支援の在り方に関する考察

Research Project

Project/Area Number 24792552
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Research InstitutionKonan Women's University

Principal Investigator

有馬 志津子  甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 講師 (60324787)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywords就学支援 / インクルーシブ教育
Research Abstract

目的:インクルーシブ教育システム構築に向けた体制整備に向け、発達に困難のある児への就学支援のあり方を検討するために、発達に困難のある児をもつ保護者を対象に、就学先とその決定に至った背景、就学に向けた支援体制、就学に向けて不安に思っていたこと等を把握することを目的とする。
実施内容:社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会幼児学齢期部会(特定非営利法人ぴーす)から紹介を受けた、発達に困難のある児をもつ保護者8名を対象に、平成24年10~12月に面接調査を行った。対象者に対して目的、研究の意義、期間、方法、調査協力、利益と不利益、個人情報の保護と管理、結果の公表について口頭および文書で説明を行い、同意書への署名をお願いした。本研究は大阪大学保健学倫理委員会の承認を得た。面接は対象者が希望した場所で行い、同一研究者が半構造的面接形式によるインタビューを行った。面接時間は90分程度であった。調査項目は、児の性別、年齢、診断名、家族構成、児の生活や学習の状況、就学先とその決定に至った背景、就学に向けた支援体制、就学に向けて必要な支援等であった。評価方法は録音されたテープから逐語録を作成する。その後、対象者ごとに逐語録から児と家族がおかれた状況、家族の思い・考え、家族や専門家がとった支援等について語られている文章を抽出する。次に、それからのデータをもとに、内容をコード化する。さらに、作成されたコードは類似した意味を持つものを集め、その内容を表すカテゴリー名をつける。現在は、逐語録を作成中である。
平成25年1月末より産前休業に入り、平成26年3月末まで育児休業を取得する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

データ収集期間が当初予定では倫理審査承認後から9月末までであったが、実際には10月から12月末になり遅れてしまった。その理由は、研究者側の問題として所属研究機関が4月に変わったことによる研究準備の遅れ、研究時間の確保が年度当初では難しかったことがあげられる。研究対象者の選定を依頼した機関においての面接対象者協力依頼に時間を要したこと、面接対象者自身の状況なども関与し、全体的に開始が遅れてしまった。

Strategy for Future Research Activity

計画1:録音されたテープから逐語録を作成する。その後、対象者ごとに逐語録から児と家族がおかれた状況、家族の思い・考え、家族や専門家がとった支援等について語られている文章を抽出する。次に、それからのデータをもとに、内容をコード化する。さらに、作成されたコードは類似した意味を持つものを集め、その内容を表すカテゴリー名をつける。
計画2:発達に困難のある児とその家族への質問紙調査を行い、今後の就学支援の在り方について検討する。研究協力に同意して頂いている社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会幼児学齢期部会(特定非営利法人ぴーす)から紹介を受けた発達に困難のある児とその家族に対し、質問紙調査を行い、データ収集・分析を行う。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

平成25年1月末より産前休業に入り、平成26年3月末まで育児休業を取得する予定である。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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