2015 Fiscal Year Annual Research Report
新任保健師の職業アイデンティティ確立に向けたｅラーニング教育システムの開発
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24792556
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| Research Institution | Hiroshima University |
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Principal Investigator |
金藤 亜希子 広島大学, 医歯薬保健学研究院(保), 助教 (80432722)
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| Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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| Keywords | 行政保健師 / 新任期 / 職業的アイデンティティ / ICT / 現任教育 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
平成24年度は看護職の職業的アイデンティティに関する国内外の文献レビューを行った。
平成25年度には前年から継続して文献レビューを行った結果、特に行政保健師において職業的アイデンティティ確立を目的とした現任教育は国内では見られず、職業的アイデンティティに関する研究は散見されたもののさらなる研究の必要性が確認された。保健師の現任教育については従来行われている集合型研修の改善の必要性が示唆された。また、看護学におけるICT教育は基礎看護学領域の技術指導において活用されていることが明らかとなった。次に、新任期の保健師に対して職業的アイデンティティを意識した体験等を尋ねる個別面接調査を実施した。その結果、新任保健師が認識している職業的アイデンティティは漠然としており、その形成には職場環境、とりわけ身近な先輩保健師の存在が重要である事が示唆された。
平成26年には前年度の結果を基に、ベテラン保健師や中堅保健師の意見を追加し、保健師の職業的アイデンティティの構成要素と、その形成に影響を与える職場環境要因を明らかにする質問紙調査を実施した。その結果、経験年数によって保健師の職業的アイデンティティに差があること、職場環境へ求める内容が異なることが明らかとなった。新任保健師は保健師のやりがいを感じにくく、他機関との連携や保健師としての力量に自信が無い様子が伺えた。保健師としての成長には、身近な先輩保健師の存在や、自身が行っている活動の省察の機会、サポーティブな職場の雰囲気が影響することが示唆された。そこで、ベテラン保健師の協力のもと、ICTによるeラーニング教育システムを作成した。
平成27年度には、試行したeラーニング教育システム改善に向け、モバイル化、事例の再検討、Web上での検討を可能とするチャットシステムの導入等の修正を行うと共に、これまでの研究成果を複数の学会で発表した。
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Research Products
(3 results)
