2013 Fiscal Year Research-status Report
地域住民の心身の健康とソーシャル・キャピタルとの関連及び地域支援介入モデルの構築
Project/Area Number |
24792565
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
豊里 竹彦 琉球大学, 医学部, 講師 (40452958)
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Keywords | ソーシャルキャピタル / 健康関連行動 / 心身健康 |
Research Abstract |
本研究課題は、地域住民の心身健康とソーシャルキャピタル(SC)との関連を明らかにし、健康長寿に向けた実践的な地域支援介入プログラムの方策に資することを目的とした。 沖縄県A町在住で20歳以上の住民のうち、32行政区ごとに性別、10歳区分で30%無作為抽出した7,425人を対象に、郵送法による自記式質問紙調査を行った。回収の得られた1,271人(男性583人、女性688人)を分析対象に、基本属性、主観的健康や朝食、喫煙、飲酒、運動及び睡眠の健康行動及びSCの測定には近隣信頼を設問した。平成24年度の結果より、近隣信頼と健康行動との関連では、男性は飲酒量、女性は朝食と睡眠で近隣信頼と有意な関連を認めた。近隣信頼と主観的健康との関連では、男性(AOR=3.5, 95%CI=2.0-6.0)、女性(AOR=1.9, 95%CI=1.1-3.4)で有意な関連を認めた。この結果をもとに、介入対象地域を選定するため、32地区ごとの単純集計を算出し、各地区の心身健康と健康関連行動の特徴およびSCとの関連について検討を行った。その結果を報告書「A町におけるソーシャルキャピタルを基盤とした健康地域づくり―助け合い(共生)の心で健康づくり『市民が主役の文教のまち』―」としてまとめ、地域保健師との意見交換を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度研究課題では、地域住民の心身健康および健康関連行動とソーシャルキャピタル(SC)と関連するという平成24年度の結果をもとに、介入対象地域を選定するため、32地区ごとの心身健康と健康関連行動の特徴およびSCとの関連について検討を行った。その結果を報告書としてまとめることで、各地区の健康課題が明確化し介入の糸口が明らかとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度で得られた各地域の心身健康や健康関連行動のデータを詳細に検討し、調査結果をもとに対象地区を選定し、健康・介護予防政策事業を再評価をするとともに地域住民、行政、社会福祉協議会、民生員および区長と連携・協同しながら健康・介護予防プログラムの再構築を行う。
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