2013 Fiscal Year Research-status Report
個人の行動変容と地域環境の変容に着眼した生活習慣病予防プログラムと評価指標の開発
Project/Area Number |
24792570
|
Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
今松 友紀 (三上 友紀) 横浜市立大学, 医学部, 助教 (80589599)
|
Keywords | 生活習慣病予防 / 行動変容 / 地域環境 / プログラム開発 / 評価指標 |
Research Abstract |
本研究の目的は、地域における個人の行動変容と地域環境の変容に着目した生活習慣病予防プログラムと評価法を開発することである。本件急は、【Study1】と【Study2】に分かれており、平成25年度に実施することになっている【Study1】の研究目的は、個人の行動変容と地域環境の変容を目指した生活習慣病予防プログラムのモデルの開発および生活習慣病ハイリスク者への調査によるプログラムの評価指標の検討を行うことであった。平成24年度に実施した保健師の調査に加え、プログラム評価に必要な生活習慣病ハイリスク者のプログラム前後の評価指標を検討するため、文献検討を実施した。その結果、生活習慣病ハイリスク者が行動変容後に感じるQOLを一般的なQOL尺度で測定すると身体的なQOLに向上が見られず、心理・社会的なQOLに向上が見られることがわかった。つまり、生活習慣病ハイリスク者の行動変容は、心理・社会面の変化を感じていることがわかり、その詳細を測定できる尺度が必要であることが見出された。生活習慣病ハイリスク者特有のQOLを検討することにより、生活習慣病ハイリスク者の支援プログラムを考える際の一助にもなるため、生活習慣病ハイリスク者特有のQOLについて測定できる尺度の開発が必要であることが示唆された。今後は、調査結果もとに、生活習慣病ハイリスク者の支援プログラムモデルの開発と評価指標案を完成させることを目指す。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究の目的は、地域における個人の行動変容と地域環境の変容に着目した生活習慣病予防プログラムと評価法を開発することである。本研究は、【Study1】【Study2】分かれており、平成25年度に実施することになっている【Study1】の研究目的は、個人の行動変容と地域環境の変容を目指した生活習慣病予防プログラムのモデルの開発および生活習慣病ハイリスク者への調査によるプログラムの評価指標の検討を行うことであった。平成25年度の調査により、生活習慣病ハイリスク者の評価指標にQOLの観点が必要になることが明らかになった。しかし、平成25年度までに完成を目指していたプログラムモデルと評価指標案の完成が出来ておらず、当初計画よりやや遅れていると思われる。
|
Strategy for Future Research Activity |
本研究の目的は、地域における個人の行動変容と地域環境の変容に着目した生活習慣病予防プログラムと評価法を開発することである。本研究は、【Study1】【Study2】分かれており、平成25年度に実施することになっている【Study1】の研究目的は、個人の行動変容と地域環境の変容を目指した生活習慣病予防プログラムのモデルの開発および生活習慣病ハイリスク者への調査によるプログラムの評価指標の検討を行うことであった。平成25年度の調査により、生活習慣病ハイリスク者の評価指標にQOLの観点が必要になることが明らかになった。今後の課題としては、これまでの調査結果をもとに、プログラムモデルと評価指標案を完成させ、評価指標案の妥当性・信頼性を検証していくことが必要となる。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究計画がやや遅れたため、参加予定だった学会への参加や調査のための出張が出来ず、それにかかわる旅費や物品費の執行が計画より少なくなった。 生活習慣病予防プログラムを実施している保健師等の支援者ならびに生活習慣病ハイリスク者への調査を実施するため、またはその成果を発表して関連学会で発表を行い、意見交換・情報収集をし、プログラムや評価指標案の制度を高めるため、出張旅費や必要な物品購入のために研究費を使用する。さらに調査研究に参加してもらった方や文献収集を鉄出す研究協力者のために、人件費・謝金を使用する。これまでに調査結果を学術論文に投稿するための投稿料としても、その他の費用を使用する。
|