2012 Fiscal Year Research-status Report
双生児研究法を用いた高齢双生児の生活機能とライフスタイル要因の検討
Project/Area Number |
24792601
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Senri Kinran University |
Principal Investigator |
冨澤 理恵 千里金蘭大学, 看護学部, 助教 (20584551)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 双生児研究 |
Research Abstract |
双生児を対象者とし双生児研究法を用いることで、「健康」で「長寿」であるためのライフスタイル要因を明らかにすることを目的に、平成20年度、平成22年度に引き続き、平成24年度に3時点目の調査を行った。3時点目の調査においては、従来調査からの継続調査項目や追加調査項目について、複数の尺度の検討から対象者の特性や日本語版尺度としての信頼性の高いものを選択し、1-2時点目の調査者とスーパーバイザーとの協議の上、決定した。例えば、計画していた調査内容からストレス対処能力を削除した。この尺度指数は、対象者の年齢では安定しているものである。本調査の目的はライフイベント等による短期的な変動を評価するものではなく、長期的な総合評価が影響因子として仮説を立てており、平成22年度に調査済みのため削除した。 次に、平成24年5-8月にかけて郵送にて、調査票を郵送および回収をした。調査に関する意見については問い合わせが数件あり、その都度対応した。 調査票からデータベースを作成すると同時に、対象者リストを整理した。同時に調査票にて、健康に関する専門的な回答を希望されている対象者には、対象者データーベース管理センターに伝達し、センターから対応していただくように手配を行った。 データベースをもとに、現在分析を続けている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
データベースから、単純集計と3時点目の双生児ペア分析を行った。しかし、本研究の目的には、3時点4カ年の縦断的な「健康」で「長寿」な状態とその影響因子(ライフスタイル)を明らかにするため双生児ペア分析が必要であるが、分析結果とそのための手法においてスーパーバイスを受けている状態である。
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Strategy for Future Research Activity |
現在行っている双生児ペア分析を進め、縦断的な変化と影響因子を明らかにする。それを雑誌へ投稿する。 また、調査対象者へ調査結果の報告を行う。 後期は、学会で研究発表を行うとともに、平成26年度に予定している4時点目の調査内容を検討する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
1)スーパーバイズを受けるための交通費および学会交通費 2)雑誌投稿に関する経費(投稿費、英文構成費) 3)調査報告に関する経費(印刷費、郵送費) 4)文献費 5)発表のための学会参加費
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