2013 Fiscal Year Research-status Report
退院直後の精神疾患患者への精神科外来における再発予防支援の構築
Project/Area Number |
24792607
|
Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
松島 亜希子 久留米大学, 医学部, 助教 (20586838)
|
Keywords | 精神科外来看護 |
Research Abstract |
平成24年12月8日~平成25年12月31日まで産前産後の休暇と育児休業の取得に伴い、研究を中断しました。なお、研究再開予定は平成26年7月1日のため、平成25年度については研究実績として報告することはありません。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
産前産後の休暇と育児休業の取得に伴う研究中断のため。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は、九州圏内の精神科急性期治療病棟を退院し、1ヶ月以内の外来通院患者で、同意が得られた20名前後を対象に面接調査を実施し、患者の退院後の体験を明らかにする。患者選定については、病棟と外来の主治医、病棟師長より研究許可の同意を得る。面接方法は半構造的質問紙を用いた面接で、時間は1時間以内で,プライバシーの確保ができる個室で行う。面接開始時に,研究の趣旨を再度説明し,同意書への署名を得る。質問内容は、退院後の生活や対人関係での困難点、行なっている工夫、今後の生活に向けて心配なこと、専門家への要望とし自由に語ってもらう。同意を得て面接内容の録音を行う.終了後,面接内容については逐語録を作成する。分析はM-GTA(Modified Grounded Theory Approach)を用いて質的帰納的に分析する。 平成27年度は、全国の精神科急性期治療病棟を有する病院(169施設)もしくは精神科救急入院科病棟を有する病院(42施設)よりランダムにサンプリングした病院の精神科外来に通院する患者約200名前後を対象に、質問紙を用いたアンケート調査を実施し、入院経験のある精神科外来患者が、外来看護に求める援助内容を明らかにする。質問項目は入院経験のある患者のニーズを平成26年度の研究結果を基に作成する。質問紙の回収は各自で研究者宛てに郵送してもらう。分析は、入院経験の有無、疾患別や入院回数による違いを分析する。 平成28年度は、全国の精神科急性期治療病棟を有する病院(169施設)もしくは精神科救急入院科病棟を有する病院(42施設)よりランダムにサンプリングした病院の精神科外来看護師を対象に、質問紙を用いたアンケート調査を実施し、精神科外来で行なわれている援助の現状を明らかにし、今後の課題を抽出する。質問項目は平成26年度、27年度の研究結果を基に作成する。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
産前産後の休暇と育児休業の取得に伴う研究中断のため。 インタビュー調査を実施するにあたり、ICレコーダーを購入する予定である。また、データ管理のためにUSBメモリー、ファイルを購入し、データ分析のためにノート型パソコンを購入する。研究対象者への謝金として図書券を購入する。研究終了後の資料廃棄のためにマルチシュレッダーを購入する。研究結果をまとめるにあたって図書を購入する予定である。また、知見を得るため、日本家族看護学会第21回学術集会、日本看護学教育学会第24回学術集会に参加する予定である。 アンケート調査に向けては、分析に使用するために統計解析ソフトウェアのSPSS Statistics 22を購入する予定である。
|