2014 Fiscal Year Research-status Report
保健師の専門職としての自己成長を促すプリセプターシップモデル
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24792608
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Research Institution | Fukuoka jogakuin Nursing College |
Principal Investigator |
山田 小織 福岡女学院看護大学, 看護学部, 講師 (60369080)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 新人保健師 / 現任教育 / プリセプター |
Outline of Annual Research Achievements |
新人保健師育成に向けたプリセプターの支援を明らかにすることを目的に、プリセプター制を導入するA市のプリセプター12名を対象に半構成的面接調査を実施した(平成23年度及び平成24年度の8月と3月)。半構成的面接内容については、逐語録を作成し、質的記述的分析を実施した。 平成26年度については、質的研究者にスーパーバイズを受け、再分析しカテゴリー及びサブカテゴリーの整理を実施した。新人保健師に対するプリセプターの支援内容とは【信頼しあえる関係性を築く】【仕事に対して安心感を与える】【仕事に対して自信をつける】【社会人として成長を促す】【専門職としての成長を促す】【新人保健師教育体制を整える】の6カテゴリーと20サブカテゴリーに分類できた。プリセプターは新人保健師の状況を見極めたうえで支援を選択しており、6カテゴリーは相互に関連していた。プリセプターは活動場面をリフレクションし、新人保健師の社会人・専門職としての成長を促していることが示唆された。 さらに、新人保健師の保健師としての自己成長感を獲得するプロセスを明らかにすることを目的として、同A市の新人保健師12名を対象に半構成的面接を実施した(平成23年度及び平成24年度3月)。これらの結果についても逐語録を作成し、対象者が自身の成長を自覚した場面やそれに至るまで出来事や心理に着目してデータを解釈し、概念を生成、概念と他の概念との関係を検討し、複数の概念の関係からサブカテゴリー及びカテゴリーを生成中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究機関異動に伴い、研究環境の調整に時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
研究結果の妥当性を検証する目的で量的研究も視野にいれて新たな研究計画を立案する。
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Causes of Carryover |
研究機関異動により研究環境の調整に時間がかかり、データの分析が遅れ研究成果を公表できなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
データの分析において物品費と人件費を支出する。国内外での研究成果の公表(学会発表)において旅費を使用する。その他として、研究成果を公表する為の郵送費として使用する。
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