2013 Fiscal Year Annual Research Report
機能性高分子による効率的なmRNAデリバリーシステムの創製
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24800016
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
内田 寛邦 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (60637677)
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Project Period (FY) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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Keywords | mRNA / ドラッグデリバリー / 機能性高分子 |
Research Abstract |
前年度において側鎖のアミノエチレン構造の繰り返し数を変えたポリアスパルタマイドとmRNAから作成した複合体(ポリプレックス)のin vitroでの機能評価を行ったところ、繰り返し数が奇数回のアミノエチレンの繰り返し数を有するポリアスパルタマイドから作成したポリプレックスは偶数回のそれと比較して有意に安定に内包したmRNAを保持できることを見出した。このような特性は生体環境下においてmRNAをデリバリーするのに非常に最適であると考え、ついでこれらのポリアスパルタマイド側鎖の生体適合性を上昇させるために末端にPEG鎖を付与したPEG block ポリマーの合成を行った。本年度はまず、これらのBlockポリマーとmRNAからミセルを作成し、Homoポリマーから作成したポリプレックスと同様に側鎖構造依存的に内包mRNAを保持できるかを評価するために、FBSと混合し、37 ℃で1時間インキュベート後に内包mRNAを回収し、逆転写後 Realtime-PCRで残存mRNA量を評価した。結果Blockポリマーにおいても、側鎖に奇数回のアミノエチレン繰り返し構造を有するポリマーは高い内包mRNAの残存量を示した。さらに、これらのミセルをマウス尾静脈から投与し、その後マウスの血液中のmRNAを回収後に同様にRealtime-PCRで残存mRNA量を評価した。すると、奇数回のアミノエチレン繰り返し構造を有するポリマーから作成したミセルは偶数回よりも有意に高い残存量を示した。これらの結果は、ポリカチオンの化学構造を精密設計することによって内包mRNAを生体環境においても効率的に保持し、ターゲット部位へとデリバリーできうることを示唆しており、有益な知見であると考えられる。ただし、in vivo環境での残存量は未だに治療に使用するには少なく、今後はさらに安定的かつ効率的なmRNA carrierの開発を進める必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)