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2012 Fiscal Year Annual Research Report

骨粗鬆症予防に資する海草由来成分の生体機能解析

Research Project

Project/Area Number 24800026
Research InstitutionTokyo University of Marine Science and Technology

Principal Investigator

西本 壮吾  東京海洋大学, 海洋科学技術研究科, 特任准教授 (70392066)

Project Period (FY) 2012-08-31 – 2014-03-31
Keywords生理活性 / 海藻 / 骨粗鬆症 / 細胞
Research Abstract

食品機能性を包括的に理解するため、生理活性と作用機序を解明し、得られた知見を予防医学に応用することが目標である。本研究では食品成分の研究基盤構築の一例として海藻に焦点を当て、その機能性を明らかにすることを目的とした。海藻のうちテングサを対象として機能性評価を行った。
骨芽細胞と骨髄細胞の共培養条件下において、調製したテングサメタノール抽出物を添加培養し、骨髄細胞から分化した破骨細胞をTRAP染色にて評価した。
その結果、テングサメタノール抽出物の添加によってTRAP陽性破骨細胞数が減少し、破骨細胞への分化抑制効果が認められたことから、テングサ抽出液に骨粗鬆症改善を示す成分が存在する可能性が示唆された。
現在成分同定を進めるため、分画を実施し画分ごとの破骨細胞分化抑制活性を指標に評価を続ける。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

テングサメタノール抽出物に破骨細胞への分化抑制効果を示す成分が含まれていること、成分特定のための分画を進めており、おおむね順調な進捗と考えられる。

Strategy for Future Research Activity

テングサ抽出物及び各画分による骨芽細胞及び破骨細胞の特徴及び応答性を明らかにするため、骨代謝関連マーカー遺伝子・骨代謝関連マーカータンパク質の発現解析を行う。海藻成分を添加培養した骨芽細胞及び破骨細胞内の分化マーカー遺伝子の発現を、Real-time PCR法にて定量する。継時的発現変化を検討し、海藻成分の骨芽細胞及び破骨細胞の影響を明らかにする。
これらの結果から、海藻成分による標的細胞の骨代謝関連遺伝子の発現相関を明らかにし、作用機序解明に繋げる。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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