2012 Fiscal Year Annual Research Report
利己的および協力的ユーザ群の振舞いを考慮した受付制御方式に関する研究
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24800067
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
宮田 純子 神奈川大学, 工学部, 助手 (90633909)
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Project Period (FY) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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Keywords | 受付制御 / 協力的ユーザ / 待ち行列理論 |
Research Abstract |
ユーザの利己的および利他的な振舞いを考慮した受付制御を実現させるために,協力的ユーザが存在する場合に,ユーザの振舞いと受付制御の相互作用を考慮することで,全ユーザ満足度の向上を実現する受付制御の検討を行った.この提案法では,新規フロー到着時に,その時点で網内に収容されているフローの総帯域が制御パラメータである閾値より大きく,かつ到着フローが広帯域フローの場合にこれを呼損とし,そのユーザが協力的ユーザの場合には,狭帯域フローに変更する.この制御のもと,定常状態を仮定して待ち行列理論M1M2/M1M2/S/S即時システムによる理論解析から最適閾値を導出し,トータル呼損の最小化を実現させた. このモデルに関して,状態方程式を用いた数値計算を行うことで,様々なトラヒック条件下で,協力モデルに関する特性解析を行い,有効性を示した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ユーザの利己的および利他的な振舞いを考慮した受付制御を実現させるために,協力的ユーザが存在する場合に,ユーザの振舞いと受付制御の相互作用を考慮することで,全ユーザ満足度の向上を実現する受付制御の検討を行い, このモデルに関して,状態方程式を用いた数値計算を行うことで,様々なトラヒック条件下での協力モデルに関する特性解析から有効性を示したため.
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は,2種類のフローが両フローとも即時モデルとしてモデル化を行った.しかし,実ネットワークにおいて,狭帯域フローを音声通話,広帯域フローを動画を想定すると,広帯域フローは通信が開始されるまでに多少の時間待機できる可能性がある.次年度は,多少の待機を考慮した即時待時混合モデルを考察する予定である.
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