2013 Fiscal Year Annual Research Report
巡礼記・参詣記についての文献学的研究─院政期の南都・熊野・高野を中心に
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24820028
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
大橋 直義 和歌山大学, 教育学部, 准教授 (50636420)
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Project Period (FY) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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Keywords | 中世文学 / 寺社縁起 / 巡礼記 / 参詣記 |
Research Abstract |
2013年度の研究活動は、当初の研究計画にそくし、南都圏の巡礼記および高野山・熊野についての巡礼記・参詣記に関する基礎資料の閲覧と、その分析にあたったと概括しうる。 前者の南都圏の巡礼記については、『南都巡礼記』注釈のための原稿執筆はもとより、これに関連した資料の閲覧および書誌調査に基づき、大橋直義「巡礼記と縁起集─寺院空間の「歴史学」」(徳田和夫編『中世の寺社縁起と参詣』竹林舎、2013年5月)、大橋直義・藤巻和宏・高橋悠介(共編著)『中世寺社の空間・テクスト・技芸─「寺社圏」のパースペクティヴ』(勉誠出版、2014年4月刊行予定)としてその成果を活字化することができた。 後者の課題については、現段階で活字化に至ってはいないが、大橋直義「巡礼・参詣と文献学─平維盛の粉河寺巡礼を中心に」(紀州研・第三回学内研究交流会、2013年5月)、説話文学会例会シンポジウム「〈根来寺〉の輪郭─空間・資料・人」コーディネーターおよびエクスカーション・展観コーディネーター(和歌山大学、2013年12月)、大橋直義「熊野詣のはなし─参詣記と物語を読みとく」(講演・岸和田サテライト浪切サロン、2014年1月)等の口頭発表(講演)、あるいはシンポジウムコーディネイトとして、一部、結実している。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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