2012 Fiscal Year Annual Research Report
光学迷彩を指向した光制御に関するトポロジー最適化法の開発
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24860050
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
藤井 雅留太 信州大学, 工学部, 助教 (90569344)
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Project Period (FY) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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Keywords | 光学クローク / トポロジー最適化 / レベルセット法 |
Research Abstract |
レベルセット形状表現に基づくトポロジー最適設計プログラムを開発し、光学クローク構造の最適設計を行った。その結果、従来の手法で設計された光学クローク構造よりも光散乱を1/20以下に抑えることが可能な光学クローク構造を設計することが可能となり、これらの開発したプログラムを用いて更なる高性能な光学クロークの創成・設計が期待される。また、得られた研究成果は現在、応用物理で著名なApplied Physics Lettersに投稿され、条件付き採録となっており、近日中に校正原稿を再投稿する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
トポロジー最適設計プログラムは開発済みであるが、最適設計に関する各種パラメータの調整が難航していたが、それらの問題も解決し、現在は最適設計計算を行っている途中である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は開発した最適設計プログラムをさらに改善しつつ、高性能な光学クローク構造の最適設計を行って行く。とくに周波数に関してこれまでは1つの周波数にのみ対応可能な光学クロークしか示されていないが、今後は広帯域化なども視野に入れて研究を進める。
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