2013 Fiscal Year Annual Research Report
異なる映像コンテンツ間の冗長度削減のための映像群圧縮符号化
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24860055
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Research Institution | The University of Kitakyushu |
Principal Investigator |
京地 清介 北九州市立大学, 国際環境工学部, 講師 (70634616)
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Project Period (FY) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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Keywords | 変換辞書 / リフティング / 予測符号化 / デモザイキング / 逆問題 / コサイン・サイン変調 |
Research Abstract |
今年度は、(ステップ3) 昨年度のステップ2を一般化した適応的変換群を設計するアルゴリズムの確立、及び(ステップ4) 付加情報の効率的な伝送アルゴリズムの構築、を目的として研究を行った。 昨年度ステップ2で提案したコサインサイン変調方式は可分型と呼ばれる方式で、1次元信号を変換することが前提となっている。よって多次元信号である画像・映像信号を変換する際に最適ではない問題があった。そこで今年度は画像・映像に適した非可分型のコサインサイン変調方式を提案し,K-SVDの様に柔軟で高効率な適応的変換群を実現した。またステップ 4では、付帯情報の効率的な伝送のために、Bayerデータ(ディジタルカメラがカラー画像を生成する前段階で取得する未加工データ)に含まれる色成分情報に対応する部分のみを残して伝送し、デコーダ側で欠損情報を推定、復元する手法を考案した。カラー画像は通常3チャネルから成る画像信号であるが、本提案法では1チャンネル分の信号を伝送すればよいため、大幅な付帯情報量の削減に成功した。 上記の研究成果に関して積極的に対外発表を行った。ステップ3の一般化された適応変換群の構成アルゴリズムに関してはAPSIPA Annual Summit Conferenceにて招待論文として発表を行った。更にステップ4の成果に関しては、当該分野で最も権威のある国際会議である、IEEE International Conference on Acoustics, Speech and Signal Processing 2014に採録されることが決定している。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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