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2013 Fiscal Year Annual Research Report

発熱植物のミトコンドリア動態を支える転写制御機構の解明

Research Project

Project/Area Number 24880027
Research InstitutionUniversity of Miyazaki

Principal Investigator

稲葉 靖子  宮崎大学, テニュアトラック推進機構, 助教 (80400191)

Project Period (FY) 2012-08-31 – 2014-03-31
Keywords植物 / 遺伝子 / 発現制御 / 呼吸 / ミトコンドリア / 発熱
Research Abstract

これまでに50種類以上の植物で花における発熱現象が報告されている。中でもサトイモ科の発熱植物ザゼンソウは、氷点下を含む寒冷環境下でも、安定した発熱を長期間維持できるため、植物の発熱現象を研究する上では優れた研究材料の一つとして知られている。これまで、ザゼンソウを用いて研究を行う過程で、花の発熱量とミトコンドリア量には正の相関があり、活発に発熱している花はミトコンドリアを豊富に含むことを明らかとした。また遺伝子レベルの調査から、活発に発熱している花では呼吸やミトコンドリア機能に関わる遺伝子の発現が高く、ミトコンドリアの生合成が転写レベルで活発に行われていることが示唆された。しかしながら、その転写制御機構については不明な点が多い。そこで本研究では、ザゼンソウの花での活発なミトコンドリア生合成を支える転写レベルでの機構を解明することを目指した。
前年度は、発熱器官である花において発現が活発になる遺伝子を多数特定した。そこで当該年度はまず、これら遺伝子群の中から、呼吸やミトコンドリア機能に関わる遺伝子として10個を選び、それら遺伝子の上流配列をStraight Walk法により取得した。得られた上流配列のDNA断片はpZeroベクターにクローニングして、塩基配列の解析を行った。「Straight Walk法による配列の取得→塩基配列の解析」を繰り返し行うことにより、長いもので1kbの上流配列を得ることができた。現在、取得した上流配列を比較して共通のシス配列があるかどうかを検討するとともに、ゲノムデータベースを保有するモデル植物の当該遺伝子上流配列に対しても比較検討を行っている。併せて、呼吸やミトコンドリア機能に関わる遺伝子の中から解析する遺伝子の数を増やして、当該遺伝子の上流配列の取得を行っている。

Current Status of Research Progress
Reason

25年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (2 results)

All 2014 Other

All Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Presentation] ザゼンソウの花成ホルモン(SrFT) が熱産生に及ぼす影響の検討2014

    • Author(s)
      稲葉靖子、増子潤美、片山陽子、渡辺正夫、稲葉丈人
    • Organizer
      第55回 日本植物生理学会年会
    • Place of Presentation
      富山大学 五福キャンパス
    • Year and Date
      20140318-20140320
  • [Remarks] 宮崎大学テニュアトラック推進機構

    • URL

      http://www.miyazaki-u.ac.jp/ttkikou/tt-res/y_inaba/

URL: 

Published: 2015-05-28  

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