2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24890009
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
近藤 美弥子 北海道大学, 大学病院, 医員 (10631864)
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Project Period (FY) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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Keywords | 細胞 / 低酸素環境 / 活性酸素 / 染色体不安定性 |
Research Abstract |
1)低酸素環境と活性酸素の関連の検討 染色体異常にmutagen(変異誘発物質)として活性酸素の上昇が関与しているとする報告が見られる.また、低酸素ストレスが癌細胞などで活性酸素の上昇をもたらすことも知られてきている.本研究では、腫瘍血管内皮の染色体異常のメカニズムを確認するために, 正常血管内皮細胞(HMVEC)の低酸素応答によって,①活性酸素産生が上昇するのか,市販ROS 応答性プローブ解析(Enzo 社製)を用いて細胞免疫染色, FACS 解析を行い活性酸素の上昇を確認した. 2)低酸素環境と活性酸素の関連の検討 さらには②低酸素ストレスにおいて正常血管内皮細胞(HMVEC)染色体不安定性が惹起されるのかを検討するためにヒト7,8 番染色体プローブを用いFISH (Fluorescent in situ hybridization )法で行い, 染色体不安定性が惹起されることを見いだした.また低酸素ストレス下で,正常な染色体分離に関係しているキネトコアタンパク(CEMP, Mad2,Bub2)の発現が変化しうるかをwestern blot 法で検討した. 加えて, 活性酸素種ROSを添加した正常血管内皮細胞に染色体不安定性が惹起されることを見いだした.
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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